
周りから「大人しいね」「静かだね」って言われる…悪口じゃないけど気にしているから地味につらい…
内向的で引っ込み思案な性格って直したほうがいいの?
大人しい性格でも幸せになれる方法が知りたい。
✔本記事の内容
- 大人しい性格を直さなくても幸せになれる方法【そのままで幸せ】
- 内向的な人のメリット・デメリット
- 内向的な性格の直し方【体験談】
「人見知りでどうやって人とコミュニケーションをとっていいか分からない」
「内気な性格を直したい」
内向的な性格だと、いろいろな場面で損をしているなと感じる人も多いかもしれません。私も引っ込み思案な性格なので気持ちはよく分かります。
本記事では、内向的な性格でも大人しいまま幸せになれる方法をご紹介します。
大人しい性格を直さなくても幸せになれる方法

世の中は社交的で明るい方が得したり、よく笑う人が好かれる傾向にあります。
内向的だと大人しい奴と思われたり、不満を言わないから嫌な役回りを押し付けられることもあり、「内向的な性格は不幸」と思っている方もいますよね。
でもだからといって大人しく内気な性格の人や、引っ込み思案な性格の人は幸せになれないわけではありません。
内向的な性格でも幸せになれる方法は以下のとおりです。
悲観しない
まず、引っ込み思案で内向的な性格でも、それを悲観しない人は幸せです。
たしかに世の中は「社交的なのが正義」な作りですよね。

就職の面接で「あんまり笑わないね」と言われて落とされたよ…

友だちが少ないのは、私に何か問題があるのかな…
でもそんなことより、自分で「もっと社交的じゃないと幸せになれない」と考えるから、人は不幸になります。
✔人生は考え方次第で「自分の幸せ」は変わります
アメリカやオーストラリアなど社交的であることが良しとされる国では、内向的だといじめの標的にされたり不幸と感じる場面が増える傾向にあります。
一方日本などのアジア諸国は内向的、謙虚であることが美徳とされる国柄なので、無口だったり大人しい性格でもそれほど不幸に感じない人が多いです。
日本では出しゃばりすぎは逆に嫌われるし、空気を読まずにグイグイ来る人も嫌がられますよね。
引っ込み思案でも、それを嫌だなとか思わなかったり、大人しい性格を受け入れている人は幸せでいることができます。
他人と比べない
いつでも笑顔で誰にでも話しかけられる社交的な人を見ると、「自分もああなれたらもっと人づきあいが楽なのに」と思い、自分とその人をくらべて「どうして人見知りな性格になっちゃったんだろう」と落ち込む人は不幸になってしまいます。
自分以外の他人はたくさんいて、その人たちの持っている良いところや羨ましい部分をいくら挙げてもキリがないですよね。
コンプレックスがあるからこそ他人と比べることで、自分の直したい部分を見つけてしまいがちですが、他人と比べたところで自分の嫌な部分が直るかといえばそんなことはありません。
✔自分の嫌いな部分を受け入れる
自分を変えたい場合、自分の直したい部分、嫌いな部分をまず受け入れましょう。
嫌だ嫌だと自分を否定しているだけだと、治したい部分から目をそらしているだけで変えることはできません。
その消極的な思い込みがなければ、内向的な人の方が相手の気持ちやその場の空気を察する能力も高く、集中力や結果を出す能力も高いということが言われています。
職人さんなんかはその代表的な例かもしれません。
技術を磨く
引っ込み思案で人見知り、人とうまくコミュニケーションが取れなくて悩んでいる場合、会話力を技術で補ってあげることで、引っ込み思案のまま人生をスムーズにいかせることができます。
「この人の話、なんだか聞きやすい」と思う人の話し方をマネすればいいです。
人は基本的に自分のことをしゃべりたい、話を聞いてもらいたい欲が強いので、自分のことを話すのが苦手と思う方は、無理に話さなくても大丈夫です。
ふだんの生活では話し上手よりも聞き上手の方が重宝されるので、適度なあいづちを打つ練習や「へぇー」「そうなんだ」など共感する言葉を練習するのも効果的です。

私も仲良くない人と自分の話をすると顔が赤くなってしまったりします。
そういうときは相手の話を笑顔で聞いて、まゆ毛を上げたり表情をおおげさにするなど、「あなたの話を聞いていますよ」「共感していますよ」というリアクションを大きく取るようにしています。
昔はなかなかそれもできないこともありましたが、練習して自分の技として取り入れることで、人とのコミュニケーションもスムーズにいくようになりました。
好きなことをする
人は自分の自信がある分野や専門分野だと、本来は内向的で大人しいタイプでも社交的になったり、自分の枠組みを超えられることがあります。
自分にとっての重要なこと、自分の生きる目的をコア・パーソナル・プロジェクトといい、これをしているときは社交的に変わることができる可能性が高くなります。
ふだんあまり喋るのが得意じゃない人でも、好きな歌手の話になると饒舌になるのは、コア・パーソナル・プロジェクトにかかわる話だからです。
なので内向的で人生がうまくいかないと悩んでいる人は、自分の好きなことを仕事にしたり、好きなことばかりで自分のまわりを固めると生きやすくなります。
自分の好きなことであれば、人前で話すことの苦痛度が下がる人も多いはず。
内向的な性格は克服しなくてOK
こんな風に「自分を受け入れる」「会話力を身につける」など、人とのかかわり方を自分なりにアレンジしていくことで、内向的な性格を克服しなくても十分幸せに生きていくことができます。
✔自分の性格を受け入れることが幸せにつながる
内向的な性格をコンプレックスにしてしまうと、どうしても社交的な人間になろうと無理に頑張ってしまいます。
でもそれで精神を病む、引きこもりになるまで悩む人もいます。そうなると「こんな自分はダメだ」とか自分否定につながってしまう危険性がありますよね。
自分を無理やり社交的に変えなくても、自分の内向的な性格を受け入れて、じゃあどうすればスムーズに生きれるか?と行動することが、引っ込み思案な性格でもストレスフリーで幸せに生きる技術です。
カジサックのYouTubeでメッセンジャーの黒田さんも同じようなことを言っていました。
「得意なこと」と「不得意なこと」があって、みんな不得意なことで悩んでいるけど、本当は得意なことだけ大事にしたらいいんですよね。
内向的な人のメリット・デメリット

内向的な性格は悪いことだけではありません。
内向的な性格のメリットとデメリットを紹介します。
内向的な人のメリット
内向的だったり引っ込み思案な性格の人は、誰かにすぐ聞くことができないので、まず自分で考えます。それがその人の技術や能力を高めることにつながります。
なにか問題が起こったり疑問がわいたとき、誰かに聞いてしまえばやり方はすぐにわかりますが、そのぶん自分で考えないので、1は1にしかなりません。
しかし引っ込み思案な性格の人はうまく他人に助けを求められないため、「これはどうやるんだろう?」と自分で調べたり試してみたりなど、同じ作業をするのでもそこに努力がうまれます。
すると、次に同じような問題が起こったとき「前回のやり方を少し変えて対応できるかも」など柔軟に問題を解決できたり、努力が身につくケースが多いです。
内向的な人はグッと自分の世界に入り込むことも得意なため、集中力が高いこともメリットです。
内向的な人のデメリット
内向的な性格のデメリットとしては、自意識過剰なことが人生のあらゆる面で悪影響をあたえている点です。

「内向的なのに自意識過剰?」と思われる方もいるかもしれませんが、他人を気にして自分を出せないのは「ダメな自分を隠したい」「少しでもよく見せたい」という自意識からくるものです。
「自分が他人にどう思われているか?」など自分が何か変なことをしているのではないか、という自意識が邪魔をして、人目のある所では常にストレスを感じてしまいます。
たとえば職場の同僚に仕事のやり方を聞かれて答えたとして、あとあと「もっと細かいところも言うべきだったかも」「説明が分かりにくいって思われたかな?」などネガティブになり、自信をなくしてしまうことにつながります。
本当は何とも思われていないのに、自分に自信がない引っ込み思案な人は、自分の自意識過剰な妄想でますます自信をなくしてしまうわけです。
内向的な性格の直し方【体験談】

自分の性格を受け入れることで、内向的な性格のまま幸せになることはできます。
しかしそれでも「多少は社交性も身につけられたら…」と思う場面が出てくることもありますよね。
ここからは私が実際に内向的な性格を直すためにおこなった方法を紹介します。
「嫌われてもいい」と思うようにした
私は人と言い争うのが苦手だったので、職場の同僚など自分の人生にあまり関係がない人たちには当たり障りがないように接してきました。
でもそうすると一部の人は「あの子には何を言ってもいい」という態度に出てくることもありました。

私は引っ込み思案ですがナメられるのは嫌いなので・・・
どうしたら平和に生きつつナメられないで過ごせるかな?と考えた結果、「堂々と話して、それが相手に合わなければ嫌われてもいい」と飄々と生きよう、と思いました。
それまでは「できるだけ嫌われずに平和に生きたい」と思っていましたが、「嫌われるのは相手の都合だからしょうがないけど私は平和に生きたい」と考え方を変えることで、人に話しかけるのが怖くなくなりました。
「嫌われてもかまわない」と思うことで、話しかけるときなどタイミングは多少気にしますが、「今話しかけて迷惑じゃないかな?」と悶々とすることもなくなりました。
話しかける前にシミュレーションしていたのをやめた
私は前まで誰かに話しかけるとき、いったん頭のなかで会話をシミュレーションする癖がありました。
それで「こんな話つまらないかも、やっぱりやめよう」と話すのをやめてしまうことが多く、よけいに会話が減って大人しい印象を与えていました。

今は「どんなリアクションされるんだろう」と考えて怖くなる前に、考えついた勢いで話しかけるようにしています。
引っ込み思案な人はよく熟考するのが長所でもありますが、考えすぎるという短所でもあります。
「天気の話なんてしてもつまらないよね」と決めつけてやめてしまう前に話しかけてしまうことで、案外距離が近づくことが多いです。
「あはは」と声に出しておおげさに笑うようにした
「楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ」とウィリアム・ジェームズがいうように、面白くなくても大げさに笑うようにしていたら、なんとなく本当に楽しいような気分になります。
「あはは」と声を出して大げさに笑うことで、引っ込み思案な人でも他人に明るい印象を残すことができます。

人の印象は初対面の数秒で決まる、ともいわれますが、毎日の印象も大切ですよね。
とくに内向的な人は「暗い」「笑わない」などネガティブな印象を持たれることが多いので、笑顔を前面に押し出すようにすると、他人も自分も話しかけやすい空気を作ることができます。
自己肯定感を高めた
内向的な人が全員自信がないわけではありませんが、私の場合は引っ込み思案なことで「どうしてもっと自分から話しかけられないんだろう…」と自信がなくなってもいました。自分が好きじゃなかったですね。
なので自己肯定感を高めるために、書く習慣をとりいれて自己肯定感を高めました。

自己肯定感を高めると自分に自信がつき、自分を今のままで受け入れることができるように変わります。
私は幸せになるために生きているので、いろいろ試して内向的な性格を直していきました。
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内向的でもそのままでも幸せになれる
内向的な性格の人は、自分に自信がないというよりは「自分の弱い部分」「ネガティブな部分」を他人に見せることが恥ずかしくてできないため、大胆な行動がとれずに引っ込み思案になってしまうのが原因です。
つまり自分のダメな部分を他人に見せる度胸さえもてれば、内向的な性格は直すことができます。
とはいえ私も引っ込み思案なまま、自分なりに他人とのコミュニケーション技術を身につけて幸せになっています。
自分に自信がない方は、自己肯定感を高めると自信がつくのでおすすめですが、内向的な性格で引っ込み思案で大人しい性格の持ち主でも、自分を受け入れることができればじゅうぶん幸せになることができますよ。
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