
離婚して名字が旧姓に戻った。
でも職場で名字が変わったら離婚したことが周囲にわかっちゃう。
職場では夫の姓を名乗り続けるか、それとも旧姓に戻すか悩む。
✔本記事の内容
- 離婚後、仕事場で旧姓に戻す?戻さない?【名前は自分らしさや自信につながる】
- 離婚後に仕事場で旧姓に戻す際の注意点
- 会社で旧姓に戻すメリット・デメリット
離婚することが決まった多くの女性が少し立ち止まってしまうのが「仕事場での名字を旧姓に戻すか?」ということ。
いまの日本ではたいていの場合、結婚するときに妻が夫の姓に変更します。
離婚したら元の姓に戻したいけど、仕事場でいきなり旧姓に戻ったら何か言われちゃうかな?と不安になる方もいますよね。
本記事では、離婚後に仕事場で旧姓に戻す際の注意点、メリット・デメリットなどを紹介していきます。
離婚後、仕事場で旧姓に戻す?戻さない?【名前は自分らしさや自信につながる】

離婚したあと、職場で元の姓に戻すか戻さないかで悩む女性は多いです。
名字が変わるといやでも同僚に「どうして変わったんだろう?」と思われますし、なかには直接聞いてくる人もいます。
旧姓に戻すのを悩む理由
離婚後に仕事場で旧姓に戻すかどうか、悩む理由として多いのが以下の理由です。
会社内で混乱が生じるかもしれない
会社へ離婚したことを報告して旧姓に戻し名乗っていくことを決めたら、同僚への報告も必要になります。
会社内で個人的な事情を話すのは勇気がいりますし、おたがい気まずい思いをするときもあります。
人それぞれ意見も違い、下記のように改姓に否定的な同僚がいた場合は旧姓を名乗ることに悩んでしまうケースもあります。
”最近離婚したのですが、派遣先で実家の姓に戻すのか、元夫
引用:Ozmall
の姓を通称として名乗るのか、選択してくださいと言われて
います。
その職場では結婚してから勤めだしたので、ずっと元夫の姓
を名乗っていました(3年間)。
社会保険や税金の関係があるので、派遣元の登録は全て実家
の姓に戻しますし、私は呼称も当然実家の姓にするつもりだ
ったのですが、職場の友達に言うと、「(実家の姓を聞い
て)そんな名前jamちゃんじゃない。混乱するから元の姓でい
ってよ」と言われました。一人だけではありません。
離婚した経緯(夫の不貞)も踏まえたうえでの意見です。 ”
噂話を立てられそう
元の姓に戻すことをためらう理由のひとつが「離婚したことを知られるのが嫌」という気持ちです。
会社内の人間関係にもよりますが、噂話好きの同僚がいた場合に自分の「離婚」が噂のネタになってしまうことがあります。
自分でも違和感がある
長い期間、会社で元夫の姓を名乗っていた方に多いのが「旧姓で呼ばれることに違和感を感じる」「また変わるのが嫌」というものです。
”私は結婚して姓が変わったことにとても抵抗がありました。
引用:Ozmall
それがやっと慣れたので、また元の姓とはいえ変わることには抵抗がありました。社会的にも「山田」で12年間やってきていたので新しく戸籍を作る「山田」を選択しました。 ”
とくに会社では名字で呼ばれることが多いので、自分でも馴染めないと思う方もいます。
また、仕事で成果を上げてきた人は名字が変わることによって同一人物だと分かりずらくなることもあります。
そもそも会社に離婚報告はしなくちゃいけないの?
旧姓に戻った場合、戸籍変更にともない社会保険などの手続きが必要となるため、会社への報告は必須です。
就業規則に「戸籍変更があった場合は報告すること」など記載されている会社もありますし、報告していないとのちのちトラブルになってしまう恐れがあります。
離婚の報告は気まずいこともありますが、会社側で必要なのは手続き上のものなので「名字をどうするか」「子供がいる場合は扶養義務」など仕事に影響するものだけ報告すれば大丈夫です。
プライベートに関することや離婚理由などを報告する必要はありません。淡々と事実報告だけでOKです。
離婚後に仕事場で旧姓に戻す際の注意点

離婚後に会社で旧姓を名乗ることに決めた際に、気をつけるべき点は以下のとおりです。
離婚後に旧姓に戻す
きちんと離婚届けを提出する前に旧姓へ戻すのはやめておきましょう。
万がいち夫とトラブルが起きたときに離婚時期が延びることもありますし、そうなったときに会社にも迷惑がかかります。
感情的にならない
会社で旧姓に戻すということは、離婚したことが周囲にわかるということです。
私も噂好きの同僚に大声で「(元夫の姓)さんか(旧姓)さんかどっちで呼んだらいいかわからない」と笑いながら言われたこともあります。
会社で感情的になると、社内での評価に響く恐れもあります。
さすがに傷つきましたが職場ですから「配慮に欠ける人もいるんだな」と流して感情的にならないようにしましょう。
会社で旧姓に戻すメリット・デメリット

離婚後、会社で旧姓を名乗ることにはメリット・デメリットがあります。
旧姓に戻すメリット
会社で旧姓に戻すメリットは以下のとおりです。
リセットできる
離婚して新たなスタートを切りたいと思ったとき、旧姓に戻すことは精神的なリセット効果があります。
結婚前の旧姓で呼ばれることで「また人生をリスタートするぞ」と思えますし、元夫と完全に他人の関係になったことを自覚して気持ちがリセットできます。
元夫の姓を名乗り続けることは、人によっては元夫のことを思い出してしまうこともあるでしょう。
結婚前の姓で呼ばれることで、本来の自分とは何だったかなど自分らしさを思い出す機会にもなります。
自信につながる
結婚していたとき元夫に頼りすぎていた人は、旧姓に戻ることで離婚を意識して自立する自覚が芽生えます。
離婚して一人で生きていくことには覚悟がいりますが、同時にそれは自分が強くなって自分の足で生きていくことの自信にもつながります。
混乱しない
戸籍上の姓と呼び名の姓を同じにしておくことで、会社内で混乱しなくてすみます。
普段関わっている同僚は事情を知っているでしょうが、とくに大きな会社だと他部署の人は顔もよくわからないこともありますよね。
そういう他部署の同僚が名前入りの書類を運んできたときに、姓が一緒であればスムーズに受け渡しができますが、書類の姓と違う場合「この書類は誰のもの?」と担当者が混乱しなくてすみます。
旧姓に戻すデメリット
会社で旧姓に戻すデメリットは以下のとおりです。
離婚した事実が広く知られる
会社で呼び名を旧姓に戻すと、わざわざ離婚を報告する必要がない間柄の人にも知られることになります。
営業職なら取引先と電話連絡をとる機会も多いため、顧客にメールなどで「この度離婚して旧姓に戻りました」などと連絡する必要が出てくることも。
同僚が混乱する
離婚直後など呼び名が馴染まないあいだは、同僚間で混乱が起きる場合もあります。
取引先からあなた宛てに元夫の姓で電話がかかってきたときなども「誰だっけ?」となってしまうこともあります。
でもこれはしかたないことなので、慣れてもらうしかないです。
噂になる
旧姓に戻すことで離婚したことが噂になってしまうこともあります。
”諸般の事情により離婚したことが公表できず、指輪もそのままで時が過ぎ、もう、どうしたらいいかわからないと頭を抱えている人1人。ただし、この人が実は離婚したということは、職場ではもうほとんど周知の事実。知らぬは本人ばかりなり?かも。 ”
引用:発言小町
新人と誤解される
姓が変更になることで新人と誤解されるケースもあります。
とくに顔が見えない電話などでは、取引先から他人と思われて認識されないことも。
名刺やメールアドレスが変更になる
名前をそのままメールアドレスにしている会社は多いですが、旧姓に戻すとメールアドレスも変更になる場合があります。
また、名刺の姓も変更する必要が出てきます。
取引先などへ新しいメールアドレスなどを知らせる手間もかかりますし、以前のメール内容が引き継げなくなってしまうこともあります。
旧姓に戻すのが気まずいなら転職しちゃおう

離婚によって姓が変わることは、心機一転できるポジティブな面もありますが人によっては「好奇心であることないこと噂されるのがしんどい」という人もいます。
職場環境によって差が出ることなので、デリカシーのない会社であれば離婚後も平気な顔をして働き続けるのはとても辛いです。
辛かったら転職しちゃおう
どうしても同じ職場で働き続けるのが辛い、という方はいっそ離婚にあわせて転職しちゃいましょう。
転職することで、元夫に職場を知られなくてすむメリットもあります。
新しいスタートのために離婚したのに、元夫の姓に縛られつづけるのは避けたいですよね。
今は人材不足で仕事があまっているときなので転職もしやすいです。
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