
もう家庭内別居しているのが辛い…
でももう今の状況になれてしまって離婚に踏み切れない。
家庭内別居から離婚した人って、どういうきっかけで離婚したの?
✔本記事の内容
- 子なし家庭内別居から離婚にいたったきっかけ
- 家庭内別居より離婚を選ぶ理由
家庭内別居も最初は「つらいしいずれは離婚したい」と思っていても、何年もその状態が続くとそのストレスにも慣れてしまって「もう夫婦で衝突することもないし、楽と言えば楽だからもうこれでいっかぁ・・・」とあきらめていませんか?
私は家庭内別居→別居→離婚とプロセスをふんで離婚したひとりですが、家庭内別居から抜けだして離婚してよかったと思っています。
本記事では家庭内別居から離婚にいたったきっかけや、どうしたらストレスの多い家庭内別居から抜けだせるのかを、私の体験談もふくめながら紹介します。
子なし家庭内別居から離婚にいたったきっかけ

家庭内別居から離婚を決めたきっかけ
私は元夫と1年半の家庭内別居をへて別居し、離婚しました。
そのあいだに「家庭内別居つらすぎ…離婚しようかな」「いやいやでももっと頑張れるかも」など気持ちが揺れ動きながらも家庭内別居を続けてきました。

今思えばあの頃は精神状態がおかしくて、モラハラを受けながらも耐え続けようとしていました。
家庭内別居から離婚することになったのは、モラハラ夫から「他にやりたいことができたから離婚したい」と申し出があったからです。
モラハラな暗い家庭でも耐えようとしていた私にとってはひとすじの光のようで、即快諾し、離婚への道をすすむことになりました。
家庭内別居が日常化してしまうと、なかなかきっかけがないと離婚に踏み出せない方も多いですよね。
それに私が離婚を即快諾できたのは、下記のような状況だったのも大きいです。
家庭内別居から離婚するにあたって「どうしてこうなっちゃったんだろうな…」というさみしさはもちろんありましたが、後悔は絶対にしないだろうと一瞬にして思いました。

30代前半だったこともあり、モラハラ人間と一緒にいて人生を無駄にすることの方が怖かったと思います。
子供の有無が大きい
子供がいないと、家庭内別居をするのも離婚するのもかなりスムーズに決まることも多いです。
子なしだと正直離婚してもただ独身に戻った、という感覚です。
仕事しているかも大きい
あとは仕事をしているかどうか、というのも大きいです。
私は夫の扶養内でパートをするくらいの経済状態でも「やっとモラハラから抜け出せる!」という気持ちからパッと夫の離婚提案を即快諾しましたが、経済的に離婚できないという方もいますよね。
経済的に自立できているかというのも、家庭内別居から離婚を選ぶためには必要な条件です。
なぜ家庭内別居を続ける夫婦が多いのか?
離婚せずにわざわざ家庭内別居を選ぶ夫婦も多いですよね。
家庭内別居の経験者として気持ちは分かります。
離婚は人生のなかでも大きな決断なので、迷って答えが出せなくなってしまうことも。
家庭内別居はすでに夫婦関係は壊れている
家庭内別居は「家庭内離婚」とも呼ばれるくらい、もはや他人と同居している心理状態です。
いろいろな事情から実際に離婚できなくても、家庭内別居して離婚同然という夫婦もよく聞きますよね。
とくに子どもがいない子なし夫婦は、きっかけさえあれば離婚に踏み切るカップルが多いようで、結婚して3年以内に離婚したカップルは離婚者全体の約2割にもおよびます。
家庭内別居は本当に楽?
「家庭内別居は夫の面倒を見なくてもいいし、生活費はもらえるし楽」「妻に子供の面倒をみてもらえて自分は一人暮らしのような気分で気楽」という意見もありますが、本当に家庭内別居は楽でしょうか?

知恵袋や発言小町などのサイトを見ていても、「家庭内別居していて毎日が苦しい」という相談をしている方は多くみます

実体験から考えてもまったく楽な状態ではなかったな、というのが感想です。
たったいちどの人生なのに、家庭内別居を一生続ける覚悟がありますか?
家庭内別居が理由で離婚はできるのか
家庭内別居で会話もない、離婚はできる?でもくわしく書いていますが、家庭内別居が理由での離婚はできません。
かといって離婚できないのかといえばそんなことはなく、夫婦で話し合って決める協議離婚ならもちろん離婚することは可能です。
夫婦は終わる寸前にちょっと仲良くなることも
離婚が決まった夫婦が、離婚するまでのあいだ一時的に夫婦仲がよくなる現象があります。
「あれ?もしかしてやり直せるのかな?」と期待を持つ夫婦もいて、おたがいにそうだった場合は離婚を回避できるパターンもありますよね。
でもだいたいは下記のような感じです。
ストーカーになられても困るので、立つ鳥跡を濁さず的な感覚ですね。
家庭内別居より離婚を選ぶ理由は

家庭内別居で満足している家庭はたくさんあります。
おたがいにメリットがあるから、家庭内別居であっても結婚生活が維持できますし、子供がいれば両親そろった家庭で育てることができます。
しかし家庭内別居である現状がつらいと感じていたり、変わりたいと思っている方はいちど考えてほしいことがあります。
現状維持で幸せかどうか
人は現状維持が大好きな生き物です。
ブラック企業に勤めて辞めたほうがいいと分かっていてもダラダラ働いてしまったり、別れたほうがいい彼氏でも別れられなかったりするのは、この「現状維持バイアス」が働いている状態です。
今のままでいれば嫌なことがあっても想定できることが多いし、考えないのは楽ですが、それでこれからのあなたが幸せになれるのかどうかを考えてみてほしいです。
家庭内別居をやめて離婚したければ行動しよう
人はどんな状況も慣れてしまいます。
変わることは恐ろしいし、未知の世界に飛び込むのは怖いですよね。

「ひとりになるのは怖いからこのままでいたい」
「家庭内別居でも生活できているからもうこのままでいい」と思う気持ちも分かります。私もそう思った時期があります。
でも友達と楽しく遊んでいても、このあと帰る家には他人のような夫が待っている、その精神的なストレスはいつも心のどこかにありました。
「将来不安だから」と無理やり納得させていましたが、考えてみたら家庭内別居の夫と将来を作っていけるわけがなかったんですよね。
悩んでいても解決策は出てきません。本当に家庭内別居をやめて離婚したい気持ちがある方は、ひとつひとつ必要なことをやっていくだけでいいんです。
離婚したければ何かしらのアクションを起こして、現状を変えるきっかけをつくりましょう。
家庭内別居をするまでには、いろいろな夫婦間のすれ違いがあったはず。
それらを解決できずに家庭内別居をしてしまったのは、ある意味夫婦間の問題から目をそらしてきた結果です。
家庭内別居で何かが変わるのを待っていても、おたがいの努力なしにはなにも変わりません。
家庭内別居をこのままずっと続けるのか、離婚するのか、夫婦関係を修復するのか、あなたがどうしたいかを考えて行動してみると、変わるきっかけがつくれるかもしれません。
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