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レスとうつ病の関係性。精神的不安が家庭崩壊につながる理由

喧嘩 結婚生活

夫・妻・彼氏・彼女とレス状態が続いている。
なんだか気分が落ち込んで、相手に愛されていないんじゃないかと不安に思う。
レスが原因でうつ病になるの?



本記事の内容

  • レスとうつ病の関係性
  • 精神的不安が家庭崩壊につながる理由
  • レスを克服するには




レスが原因でパートナーとの関係がぎくしゃくしていたり、精神的不安な日々が続くと、眠れなくなったりうつ病を発症することもあります。


私も元夫とは結婚している間ずっとレス状態で、夫に愛されているか毎日不安で精神的に不安定なときもありました。


本記事ではレスとうつ病について、レスが引き起こす精神的不安が家庭崩壊につながる危険性などをまとめました。


レスとうつ病の関係性

夫婦

うつ病とは

うつ病とはストレスなどさまざまな理由が原因で、脳の機能障害が起きている状態です。

”眠れない、食欲がない、一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといったことが続いている場合、うつ病の可能性があります。
うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。

脳がうまく働いてくれないので、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまいます。そのため普段なら乗り越えられるストレスも、よりつらく感じられるという、悪循環が起きてきます。”

引用:厚生労働省 みんなのメンタルヘルスhttps://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_depressive.html



うつ病の種類

うつ病には『内因性うつ』と『心因性うつ』の2種類があります。

  • 内因性うつ・・・脳内の伝達物質のバランスが崩れて起こる。中年女性などに多くストレスの原因がはっきりしないことが多い
  • 心因性うつ・・・ストレスが原因で気分が落ち込むタイプのうつ病。抑うつ神経症ともいう。



うつ病の症状

厚生労働省の「みんなのメンタルヘルス」によると、下記のような症状が2週間以上続くとうつ病の傾向があるとのことです。

  • 抑うつ気分(憂うつ、気分が重い)
  • 何をしても楽しくない、何にも興味がわかない
  • 疲れているのに眠れない、一日中ねむい、いつもよりかなり早く目覚める
  • イライラして、何かにせき立てられているようで落ち着かない
  • 悪いことをしたように感じて自分を責める、自分には価値がないと感じる
  • 思考力が落ちる
  • 死にたくなる



また自分では自覚がなくても、周囲の人から見て分かる症状もあります。

  • 表情が暗い
  • 涙もろくなった
  • 反応が遅い
  • 落ち着かない
  • 飲酒量が増える



CES-Dでうつ病診断してみよう

CES-Dは20項目でうつの度合いを診断するテストです。


一般人におけるうつ病の発見を目的として、米国国立精神保健研究所(NIMH)により開発され、その有用性の高さから、世界中で普及しているうつ病の自己評価尺度です。


最近以下のことが増えてきたかチェックしてみましょう。4分の1が否定的な答えの場合は要注意です。

  • 1、普段は何でもないことがわずらわしいと思う
  • 2、食べたくない、食欲が落ちたと思う
  • 3、家族や友達から励ましてもらっても気分が晴れない
  • 4、他人と同じ程度には能力があると思う
  • 5、物事に集中できない
  • 6、憂鬱だと感じる
  • 7、何をするのも面倒だ
  • 8、これからのことについて積極的に考えられない
  • 9、過去のことについてくよくよ考える
  • 10、何か恐ろしい気持ちがする
  • 11、なかなか眠れない
  • 12、生活について不満なく過ごせている
  • 13、普段より口数が少ない
  • 14、一人ぼっちで寂しい
  • 15、皆がよそよそしいと思う
  • 16、毎日が楽しい
  • 17、急に泣きだしたくなる
  • 18、悲しいと感じる
  • 19、皆が自分を嫌っていると感じる
  • 20、仕事(勉強)が手につかない



レスとうつ病の関係

上記で紹介したように、うつ病は不安や精神的ストレスから発症します。


レスは最も愛しているパートナーから拒まれたり否定されること。


自分を受け入れてくれない悲しさや絶望感から精神的に不安定になり、ここからうつ病につながる方が多いです。

”もうすぐ結婚丸13年目の今年40才になるパート主婦です。三十代のあいだ、一度も夫とセックスしていません。

その悲しみを打ち消そうと仕事を頑張るほど、虚しくなり、うつ病になりました。

子供を授かりたくても、そのための行為が私達に無い時点で、女としての自身が無くなってしまいました。友人の家族写真付きの年賀状、正直悲しくなって、泣いてしまいました。休日も幸せそうな家連れを見るのが、つらくなるので外出しません”

引用:発言小町 https://komachi.yomiuri.co.jp/t/2011/0603/414402.htm



レスの定義

医学的な定義では、病気や単身赴任、長期出張など仕方ない場合をのぞいて、1ヵ月以内レスである状態のことを指します。


レスに悩むカップルは年々増加しており、一般社団法人 日本家族計画協会がおこなった「男女の生活と意識に関する調査」によると、2014年の時点で44・6%(男性36・2%、女性50・3%)がレスであると回答しています。


また2018年の相模ゴムが行った調査では、月平均は2.1回で既婚者の55.2%が配偶者とレスであるという結果が出ています。


レスになる原因

レスになる原因はおもに以下の3つであるといわれています。

  • 個人の問題
  • 社会的な問題
  • 関係性による問題



「個人の問題」とは、病気やED、うつ病などの個人的事情によるものです。


「社会的な問題」とは、仕事で残業がありパートナーが眠ったあとにしか帰れないとか、育児で時間がとれないなどです。


これらは物理的にムリなことが多く、しかし原因を解消すればレスも解決することが多いです。


しかし問題なのは「関係性による問題」の場合です。これはパートナーと関係性がうまくいっていない場合で、相手への気持ちが薄れていたりモラハラやDVを受けている場合もあてはまります。


感情的な問題は原因を解消するのにも時間がかかる場合があり、レスで悩んでいる人の多くが「関係性による問題」を抱えています。


うつ病はレスにつながりやすい

また、もともとうつ病を患っている方もレスにつながりやすいといえます。


うつ病ではない方でも、気分が落ち込んでいるときは何もしたくない、という人も多いのではないでしょうか。それの数十倍ひどい落ち込みと考えると、うつ病の人が性欲減退し「したくない」という気分になるのは想像できるでしょう。


またうつを治すために飲んでいる薬の影響でEDになるケースもあります。


うつ病の治療で使われる向精神薬には、セロトニン2受容体を刺激する作用があり、性欲の低下や性機能障害などを引き起こします。


そのためたとえ愛していても出来ない状態になることもあります。


”うちはお見合結婚4年目です。結婚前にうつ病になっていたようで私には病気のことを告げずに結婚。新婚旅行では一度もなし、その後の生活でも5回しかありませんでした。

うつ病の薬で性欲が抑えられていたそうです。何度も話し合いをしたくても私に向き合ってくれず、とうとう私から離婚を切り出しました。 ”

引用:発言小町 https://komachi.yomiuri.co.jp/t/2010/1224/373588.htm?g=04&o=1&p=2&rj=1


”夫は、以前にうつ病を患った事があり、今は抗鬱剤は必要ないですが、睡眠導入剤を服用しているようです。

結婚以来セックスレスで、私はそのことについて不満を抱いていますが、それは病気のせいだと思い、いつか改善するものだと静観していましたが、あることをきっかけに私の心は折れてしまい、離婚を考えています。”

引用:発言小町 https://komachi.yomiuri.co.jp/t/2010/1020/357150.htm?g=04&o=0



レスによる精神的不安が家庭崩壊につながる理由

夫婦

レス状態が長く続くと、パートナーとの関係性が悪化してしまい最悪の場合、家庭崩壊につながるケースがあります。


レスになったとき、パートナーはどんな気持ちでいるのか考えたことはありますか?

レスになったときの感情

レスで悩んでいるときの感情は「悲しみ」と「怒り」です。

  • 相手を信じられなくなる
  • 愛情を感じられない
  • 男・女として自信が持てない
  • 浮気が心配になる



パートナーに拒否されたとき、相手が自分を受け入れてくれない事実に傷つき、悲しい気持ちになります。


そして「どうして受け入れてくれないんだ」と怒りに変わり、心を閉ざしてしまうようになります。心を閉ざすと「こんな相手に心や体を預けられない」と距離を置くように。


レスが引き起こす精神的不安

レスで悩むことが続くと、人によっては精神的不安感から以下のような症状が出ることがあります。

  • 摂食障害(過食・拒食)
  • 不眠
  • うつ病
  • イライラ



実際にレスが原因で情緒不安定になってしまって心療内科を訪れたり、カウンセリングを受ける方もいます。


悩みを抱えた方の多くは、レスも問題としてあるけどそれ以上に「夫が自分の気持ちをわかってくれない」とか「夫と話し合おうと思ってもいつもケンカになってしまう」などパートナー間の関係性の問題を抱えている方が多いといいます。


心療内科を受診するのは女性が多い理由は、女性はふだんからまわりに相談しやすい、ということがあります。


男性の自殺率が高いのは、外に弱音を吐きづらく、一般的に男性は他人に悩みを相談できずに抱え込んでしまう傾向があるのかもしれません。


また男性の場合、唯一の理解者が妻だけというケースも多く、妻が受け入れてくれない場合に逃げ場をなくしてしまい、うつ病になってしまうこともあります。


レスはコミュニケーション不足

このようにレスになる原因はいろいろあれど、おおもとをたどれば「コミュニケーション不足」からきていることが多いです。


以下が思い当たるような方は、コミュニケーション不足かもしれません。

  • パートナーの顔よりスマホを見ている時間が長い
  • 最近子供の話以外していない
  • パートナーが今日何しているか知らない
  • LINEは連絡事項しかしない
  • パートナーが急激に老けた



コミュニケーション不足になると会話も減り、夫婦の場合「もう面倒だから相手の意見は聞かなくてもいいや」とスタンドプレーになります。


その結果、夫婦はバラバラになり、家庭崩壊につながる危険が高まります。



レスを克服するには

カップル

レスで悩みすぎてうつ病になるなど、パートナーへの依存から心身のバランスを崩してしまう方は、ほかに熱中できるものを見つけて、自分に価値をもたせてくれるものを持つことが重要です。

  • 仕事に集中する
  • 趣味に没頭する
  • 運動してリフレッシュする など


レスになると自己肯定感が下がりやすい

パートナーに受け入れられないと自分に原因があると思い込んでしまい、自信をなくしてしまう方がたくさんいます。


しかしレスの原因はたいていが「その気になれない」「疲れている」などのパートナーの都合であり、あなたが悪いわけではないんです。


おたがいにコミュニケーションを取ってレスを解消するのはもちろん大切ですが、もし悩みすぎてしまう場合はいったん距離をとり、パートナーと余裕を持った関係になることをおすすめします。


レスに関する本もおすすめ

レスについて悩んでいても誰に相談していいか分からない、という方はレスに関する本を読んで自分がどんなところに悩んでいるのか、パートナーの気持ちを探ってみるのもおすすめです。


センシティブな問題なので友達にも相談しにくい、はっきりと自分の気持ちが言えるか分からないという方は、いろいろな意見に触れることで「こういう見方もあったのか」と新し発見があるはず。








下記記事でもレスに悩む方向けのおすすめ本を紹介していますので、あわせて参考にしてください。

関連記事>>【2020年】レスに悩んでいる方へ、おすすめ本9選【レス解消には知識をつけよう】


レスとうつ病の関係性まとめ

幸せ

パートナーとの触れ合いは身体だけでなく、心を充足させてくれる行為です。


それがなくなってしまったとき、愛情を確認する術がなかったり、相手の気持ちさえも分からなくなってしまうこともあります。


その喪失感はうつ病を発症させることにもつながります。


レス気味?と悩んでいる場合は、恥ずかしいからと問題を後回しにせず、パートナーとその問題に向き合ってみましょう。


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