
夫が生活費を入れてくれない…
生活費が足りなくて困って相談したのに、逆に叱られるだけ…
なぜ夫は経済DVをしてくるのか、その心理が知りたい。
✔本記事の内容
- モラハラ夫が経済DVをする心理
- なぜお金にこだわるの?モラハラ夫がケチな理由
- モラハラ夫ケチエピソード
夫婦として、家族として一緒に暮らしていくうえで必要になる「お金」。
「まさか結婚する前はこんなにお金にケチな人だと思わなかった」「ちょっとパチンコするくらいで借金をする人じゃなかったのに」と悩んでいませんか?それ、経済DVかもしれません。
経済DVの特徴は「自分以外のひとの金遣いにきびしい」ことです。
本記事では、経済DVをする夫の心理やモラハラ夫がお金にこだわる理由について紹介します。
モラハラ夫が経済DVをする心理

経済DVとは、相手の金銭的な自由をうばって行動や思考を支配する虐待のことです。

たしかに夫が稼いできてくれたお金だけど、別にムダ遣いしているわけじゃないのに、どうしてこんなに細かくチェックされなきゃいけないの?
毎回買ったものをチェックされたり、生活費が足りなくなって夫に相談すると「どうして足りないの?他の主婦はちゃんとできてるよ?」と渋られると、だんだん精神的に追い詰められますよね。

専業主婦で夫の稼ぎに頼っているから強く言えない…

子どもが小さくてパートくらいしか働けないから我慢するしかないのかな…
「子供のためにも離婚できないし」と、そんな風に諦めてしまう前に、モラハラ夫が妻に経済DVをするときの心理を知って対策をとれるように準備しましょう。
なぜ夫が妻に経済DVするのか?その心理とは?
①妻への支配欲
経済DVは妻に金銭的な自由をあたえないことで「友達と出かけられない」「化粧するお金もない」など行動を制限する効果があります。
また、「夫が稼いできてくれるんだから文句なんて言えない」「私が節約を頑張るしかない…」など思考も制限させて、自分に刃向かわないように妻を支配する目的をもった虐待です。
妻より優位に立ちって偉ぶりたいモラハラ夫は、妻に自由になるお金をあたえず、何もできなくさせることで「俺がいなければ何もできない」と妻に思いこませて支配下におこうとします。
自分の思い通りに妻をあやつることで万能感を感じたり、自分は他人に言うことを聞かせることができる特別な存在だと思っている場合もあります。
②精神的に抑圧するため
いくらかでも妻に自由に使えるお金があると、たとえば自分の興味のあることを勉強出来たり、家族が快適に過ごせるように部屋をデコレーションしたりなど思考も自由になり、心の余裕になります。
しかし夫から生活費以外はすべてムダだと怒られ、その自由を奪われることは自立性や向上心、好奇心さえも奪われるのと同じことです。
そういった健全に生きていくための精神性を抑圧することで、妻を不安定にさせて依存するように仕向けます。
③優越感を感じるため
妻に発言権をあたえたくないために経済DVをするモラハラ夫もいます。
経済DVをする夫は「家庭ではお金を稼いでくる俺が一番偉い」という価値観の人が多いので、お金を稼いでこない妻=価値がないと思っています。
経済DVをする夫は誰のおかげで部屋が整い、食事が暖かいまま提供され、寝具は洗濯されているのか、考えたこともありません。
経済DV夫はお金がないと生活が成り立たないことを知っていて、生活費をギリギリまで切り詰めさせて妻を惨めな気持ちにさせることで「俺が家庭を仕切っている」と優越感を感じています。
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専業主婦は経済DVをうけやすい
経済DVをうける妻の多くは、専業主婦や幼い子供をもちフルタイムで働くことがむずかしい主婦などです。
妻が収入を得て対等な関係になるのを嫌がる夫は「妻は家にいて夫をむかえるのが仕事だ」などと理由をつけて、妻が仕事をするのをとめるケースもあります。
そのくせ「誰が飯を食わせてやっている」「お前も俺と同じくらい稼いでから言え」と平気で罵ります。
妻が自分でお金を稼げない状況をつくり、生活費を満足にあたえず自分に依存して生きていくしかないと思いこませやすい専業主婦は格好の標的になってしまい、経済DV被害にあいやすいです。
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なぜお金にこだわるの?モラハラ夫がケチな理由

経済DVモラハラ夫は本当に病的なほどケチであることもしばしば。
どうしてそこまでお金にこだわるの?!と普通のひとでは理解できないかもしれません。
経済DVモラハラ夫がケチな理由は以下のとおりです。
モラハラ夫は「損」をすることに対して異常に嫌がる
経済DVをするモラハラ夫は、自分のことを「特別な存在」「すごい人間」と思っていて、妻や子供はただの道具であり引き立て役です。
その道具に自分が働いて得たお金を使うのはばかばかしい、 自分が稼いだお金なんだからどう使おうと俺の勝手だろ、という感覚で、妻や子供のためにお金を使うのは損だと考えているのです。
モラハラ夫はつねに自分が得をすることに執着していて、妻が1円でもムダづかいするとキレて怒鳴り散らすのは「自分のもの」を「他人がムダにした」からです。
「手柄は全部自分のもの」なモラハラ夫
「稼いだお金は全部自分のもの」
「そこから生活費をだして生活させてやっているもの自分のおかげ」
「妻が生活できているのは自分のおかげ」
など今の状況はぜんぶ自分のおかげなんだからありがたく思え、と思っているモラハラ夫。
自分より下の存在である妻が自分の許可なくムダづかいすることは許せません。妻を管理下に置くためにも妻の行動を細かくチェックし、本来の器の小ささを露呈していきます。
自分が遊ぶお金を確保するため
経済DVをする夫が浮気をしているケースは多いといいます。
自分が遊ぶお金を確保するために、妻や子供に満足な生活費をあたえずに虐げても平気なのです。自分第一、自分が良ければそれでOKなのが経済DV夫です。
モラハラ夫あるあるケチエピソード

経済DVモラハラ夫のあるあるケチエピソードを集めました。
もし「夫にされたことある…」と心当たりがある方は経済DVをうけている可能性があります。
”旦那の願いで専業主婦になったけれど、私&息子の生活費は月一万。私の結婚前の貯金を切り崩して生活し、小4の息子には月500円渡していた。専業なんかやってられずフルタイムで働ける所を探していざ面接ってときに旦那の妨害。わざわざ電話して面接キャンセル。旦那の妨害をかいくぐり、就職が決まって離婚を言い渡したら、話の流れで息子の小遣いを奪っていたこと発覚した。”
引用: https://cocorepo.net/keizai-dv-otto/
”私の給与の振り込まれる通帳もキャッシュカードも全部元ダンナが好きなように使ってた。私の小遣いは1日50円。結婚5年目に貯めた小遣いで冬のコートを買った。鏡の前でコートを着て喜んでたら、風呂上がりの元ダンナがやって来て、お尻の汚い部分をぐりぐりぐりーっと新品のコートに笑いながら力いっぱいこすりつけた。呆然としてる私に「そんなことに小遣い使うなら俺のも買ってくれ」「無駄遣いのバツとして明日からは毎日10円でいいよな」”
引用: https://cocorepo.net/keizai-dv-otto/
”「夫が家賃と光熱費以外の生活費を全くくれないんです。食費はおろか携帯代や雑費まで、すべて自分のパート代から出しています。
引用: https://news.livedoor.com/article/detail/15450224/
一度、夫に食費をくれないかと頼んだら『だって俺、ほとんど外で食べてるじゃん』と言われました。確かに夫は夜、ほとんど帰ってこないので夕飯も外で済ませてきます。私のパートの月収は8万円ほどなので、そこから生活費を引いたら、わずかしか残りません。
夫は仕事と言い銀座の高級お寿司屋やクラブ遊びをして朝帰りは当たり前なので、恐らく自腹も切っていると思います。それに比べて私の夕飯は、スーパーの特売を狙う毎日。ひどい時はふりかけご飯だけの日なんてこともあります」”
Twitterでも経済DVモラハラ夫の話題はよく目にしますよね。
まとめ
経済DVはお金だけでなく、交友関係や自信さえも奪う精神的な虐待です。
もし経済DVをうけていると感じた場合はそのまま我慢するのではなく、仕事を見つけて働いたり、信頼できる人や公共機関などに話を聞いてもらう、など何かしら対策をとることで道は開けてきます。
私も元夫から経済DVをうけたことで、自分で働くことの重要さを再確認しました。夫の許可を取らないと何も買えない、なんて夫婦で上下関係があるのはおかしいですよね。
夫がケチすぎる、という方はまずは行動してみましょう!
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