西原理恵子の「この世でいちばん大事な「カネ」の話」ネタバレありレビュー【離婚したい人、バツイチ、すべての女性に読んでほしい。】

お金 暮らしかた

離婚するとき、したいとき、きっと多くの女性が直面する「お金」の問題。

「お金」がないから離婚できない、なんて話はよく聞きます。


でも個人的には、「お金」がない、そんな理由で、自分の人生を好きに生きることを諦めて欲しくありません。


私は離婚して幸せを感じているひとりだから。

離婚したいほど不幸せな状況にずっといることが、どれだけつらいか分かっているひとりだから。

「幸せはお金じゃ買えない」なんていっても、必要になる「お金」。


これから離婚する人、バツイチの人、これから結婚する人、なんの予定もない人、なんでもいい。

すべての女性に読んでおいてほしい、きれいごと抜きの、生きていくのに絶対必要な「お金」に焦点をあてた、人生を生き抜くバイブル本です。

西原理恵子の「この世でいちばん大事な「カネ」の話」ネタバレありレビュー【離婚したい人、バツイチ、すべての女性に読んでほしい。】

家事

専業主婦には絶対になるな

現在の日本では共働きが主流になりつつありますが、いぜんとして根強い「専業主婦願望」。

厚生労働省の平成30年「厚生労働白書」等より:

専業主婦の世帯は約33%、およそ3人に1人が専業主婦という計算に。

婚活女性の3割程度が専業主婦になることを希望。
いっぽう、専業主婦になってほしい男性は1割程度という結果。



都心部ほど共働きの家庭が多くなりますが、地方に行くと、まわりは全員専業主婦、なんてことも多いのではないでしょうか。

まわりがそうだと、自分だけ働く、というのが難しいのもわかります。

でも専業主婦でいることで悪影響が出てくるのは「子供の大学入学時」や「定年後」。


西原理恵子さんは「専業主婦には絶対になるな」と言います。

なぜなら「自分でお金を稼げないと次の一手を失うことになるから」。


わたしは離婚して、一人暮らしを始めましたが、結婚するまで実家暮らしだったので、「人が生きているだけでこんなにお金がかかるのか」とはじめて実感しました。

手取りで20万弱、東京で家賃払って、光熱費、食費、日用品なんかで使ったら、手元にいくらも残らない。

それでも「自分で働くお金」で生きていることが幸せに思います。

「お金を稼ぐこと」は次の一手になる

わたしは元夫の転勤についていった頃は、働ける仕事もなくて、専業主婦をしていました。

元夫とうまくいっていなかったのもあって、ものすごい危機感でした。


「わたし、もしこの人が明日死んだら、どうやって生きていくんだろう」とか、「明日離婚ってことになったら一体わたしはどうするんだろう」と思っていました。


人に頼ると、その人がダメになったときどうしようもなくなりますが、自分で働いていると、例えば会社がつぶれても、転職しようなどの「次の一手」が自分で取れるようになります。これは大きな差。


「この世でいちばん大事な「カネ」の話」の中でも、「旦那の稼ぎをあてにするだけの将来は、考え直した方がいいよ」と書かれています。

”だってリストラや倒産、失業みたいなことがこれだけ一般化している今の時代に「人のカネをあてにして生きる」ことほど、リスキーなことはないんだから。
「昨日まではもらえていたカネが今日からは出ない」なんていうことがザラに起きているのは「今」でしょ。そんな不安定な時代に「旦那から愛される」ことだけを担保に生きていくなんて、危険があまりにも大きすぎる。せっかくつかまえた白馬の王子様だって、あしたにはゲロゲロと文句ばっか言う、ただのヒキガエルになっちゃうかもしれないよ。”

引用:この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)



結婚してみて、自分で稼がなくなって、はじめて「これってギャンブルみたいじゃない?」と思いましたが、まさにそう。

わたしは離婚したので、ギャンブルに負けた敗者です。


もしこれから結婚する人、離婚したい人がいるなら、アルバイトでもなんでもいいから、働いて自分でお金を稼いで社会とつながりを保っていてほしい、と思います。

何もかもなくしても希望さえ持てたら大丈夫

travel



西原理恵子さんは高校3年生のときに、高校を退学になりました。

大検をとって美大を受験するというその日に、再婚したギャンブル狂いの父親が借金で首を吊り、母親はその父親から殴られて顔はボコボコの血だらけ


お葬式では、父親に金を貸したひとからの取り立てなど、いろいろ持っていかれて、美大どころではなくなって「これで何もかも、すべて、おしまい」、そう思ったそうです。


しかし母親が家中から集めた全財産140万のうち、100万円を西原理恵子さんに手渡し、「大学に行きなさい」と言ってくれたそう。


父親が死んで、自分もどう生きていけばいいかもわからないときに。


そうして高知から上京し、100万と絵を描くことしかない、引き返せない1本道を歩き出したそうです。



私も離婚したときは同じような気持ちだったかもしれない、と読んでいて思いました。


結婚して好きだった仕事をやめて、夫の転勤で家族も友人もいないところについていって、その後離婚しました。

仕事もなく、この先に確かなものが見えないときでも、進まないといけないときってあるんだな、と。


またあの地獄のような毎日に戻りたくないって思いが、自分の力になる。

自分の幸せのために行動することが希望に変わる。


私は「きっとこっちの方が幸せになれる」という希望が、西原理恵子さんには「絵」という将来の希望があったから、先に進めたと思う。


「こんなんじゃ嫌だ、私は幸せになるんだ」って希望をもつことって、マイナスをプラスにできる力があるとわたしは思います。

自分の「真ん中」を見つける

成長

「お金」を稼ぐことは大切。でもどうやって稼ぐのか?やりたいことなんてないって人もいます。


「この世でいちばん大事な「カネ」の話」のなかでは、「やりたいこと」と「お金」のあいだに、自分の落としどころを見つけてみてはどうか、と書かれています。


「お金と仕事のやりがい」や「お金と仕事のストレス」の真ん中に、あなたにとってのバランスがとれる仕事を探せばいい、と。


わたしも今の仕事は「真ん中」をとって決めました。

「お金」は生きていける程度にしかもらえないけど、長く働けそうな「ストレスがない」職場。

やりたいことがある場合はいいけど、ないって人は、そういう「真ん中」をとってみるのもいいかも。


それに「お金」は会社員じゃなくても稼げます。

仕事でストレスがかかってしょうがないって人は、副業がおすすめ。


わたしは会社員もしたし、フリーランスも5年間しましたが、いちばん働き方としてストレスがなくいいな、と思ったのは、負担のあまりない会社員をしながら、副業でも稼ぐ働き方。

会社員とフリーランス、リスクはそれぞれあるので、リスクを分散させれば心配も減ります。

”どこかに、自分にしっくりくる世界がきっとある。
もし、ないとしたら、自分でつくっちゃえばいい。
働くっていうのは、つまり、そういうことでもあるんじゃないかな。
仕事っていうのは、そうやって壁にぶつかりながらも、出会った人たちの力を借りて、自分の居場所をつくっていくことでもあると思う。
威勢がいいように見えて、わたし、ホントはものすごいクヨクヨする人間なのよ。
でも、どんなに落ち込んだときでも、働いて、千円でも二千円でも、五千円でも一万円でも稼げば、「よしっ、あれ、買っちゃうか」って、なるでしょ?
働いていれば、人間、そんなにものごとを悪く考えたりはしないものよ。

だから大事なのは、単に「カネ」があるってことじゃない。
働くこと。働きつづけるってことが、まるで「自家発電」みたいに、わたしがその日を明るくがんばるためのエンジンになってくれたのよ。”

引用:この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)

自分でお金を稼ぐことは自由を手にいれること

未来


「この世でいちばん大事な「カネ」の話」のなかでは、一冊を通して、自分で働いてお金を稼ぐことの大切さ、が書かれています。

それは単にお金を手にいれるだけじゃない、お金があることで「自由」になれるから。


女性は「女」であり「妻」であり「母親」であり・・・いろいろな顔を使い分けなきゃいけなくて、忙しい。

だからこそ自分でお金を稼いで自由を確保しておいてほしい、いつか転んだとしても自分でお金を稼げていたらなんとか立ち上がれるよ、という、西原理恵子さんの愛のこもったお金の話。


ぜひ一度読んでほしい1冊です。

”働いていてよかった。自分の仕事があってよかった。そのおかげで、病気だった彼をちゃんと看取ることができた。子どもたちにも、お父さんのいい記憶だけが残った。
お金には、そうやって家族を、嵐から守ってあげる力もあるんだよ。
いざというとき、大切な誰かを安心な場所にいさせてあげたい。
そう思うなら、働きなさい。働いて、お金を稼ぎなさい。そうして強くなりなさい。
それが、大人になるっていうことなんだと思う。”

引用:この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)




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