ソフィの#NoBagForMeプロジェクト炎上で考える、女性の生理

tampon 美容

ユニ・チャーム株式会社が、生理用品ブランド「ソフィ」を通して、「女性がより自分らしく過ごせる社会を目指し、自分に合った生理ケアを行う」ことを推進する、#NoBagForMeプロジェクトを、2019年6月12日より開始しました。

しかし意図に反して、TwitterではこのNoBagForMeプロジェクトが炎上してしまったようす。

#NoBagForMe プロジェクトとは?

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ユニ・チャーム株式会のHPに書いてあるプロジェクトの内容は、以下のとおり。

【#NoBagForMe プロジェクト概要】
 当社生理用品ブランド「ソフィ」は、女性が生理・生理用品のことを隠すのではなく、気兼ねなく話せることは、生理に対する世の中の理解を深めることにつながると考えています。
 『#NoBagForMe』とは、生理用品を購入する際の“選択肢の多様化を目指す”プロジェクトです。
 このプロジェクトをきっかけに、ひとりでも多くの女性が、自分に合った生理ケア用品を知り、選び、自分らしく生きられる社会の実現を目指します。
 
 
プロジェクト公式noteアカウント URL:https://note.mu/nobagforme

引用:http://www.unicharm.co.jp/company/news/2019/1211463_13296.html



生理用品を買うときは、お店で紙袋や黒いビニール袋に入れてくれて、外から見えないように配慮してくれることがほとんど。

しかしソフィは、「紙袋で生理用品を隠す必要性を感じさせない、新しいパッケージのデザインを開発することで、生理を気兼ねなく語れる世の中にしたい」との想いから、このプロジェクトはスタートしたそうです。

NoBagForMeプロジェクトで炎上したデザイン案

2019年7月29日に、A/B/Cの3種類のデザイン案が発表となり、一般投票が始まりました。

[A] SKY

A

普通の日用の「レギュラー」は朝焼けの空の色。多い日用の「スーパー」は夕焼けを。特に多い日用の「スーパープラス」は、オーロラを表しています。うつろいやすい生理期間中の体調を、変わり続ける空の色に託して生まれました。

引用:note https://note.mu/nobagforme/n/ne15b2e208d00

[B] Simple

B

こちらは、とにかく「Simple is the best」に。
パートナーや、ご家族にも買ってきてもらいやすいシンプルデザインと、
商品情報のわかりやすさとの両立を目指しました。

引用:note https://note.mu/nobagforme/n/ne15b2e208d00

[C] CAT

C

生理中も、猫のようにのんびり、ゆったり過ごしてもらいたいという思いを込めました。タンポン初心者にも手にとりやすいように、柔らかな色合いに仕立てています。

引用:note https://note.mu/nobagforme/n/ne15b2e208d00



上記の3案で投票を受け付けているそうですが、Twitterでは炎上しています。


A:SKYはたばこみたい、B:Simpleはコンドームのパッケージみたい、との声が多いですね。

C:CATは紅茶みたい、可愛すぎる、との声が。

NoBagForMeプロジェクトが炎上した理由

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生理・生理用品について気がねなく話せる世の中の実現を願い、スタートしたはずのNoBagForMeプロジェクト。


女性としては、毎月来る生理を恥ずかしいものとして隠すのではなく、普通のこととして扱いたいですよね。


「生理用品を紙袋に入れるのはエチケットだ」とか「恥ずかしいものじゃないっていうのもわかるけど、隠したい」などの意見もみられますが、過剰包装が与える環境への配慮なども考えて、もし生理用品を隠さずにすむようなデザインのものがあったら、私たちの選択肢が増えるということでもあります。



女性のためにはじまったこのプロジェクトが、どうして女性の賛同を得られずに炎上してしまったのか?


それは、企業の趣旨と、消費者の求めるものが違ってしまったからだと感じます。


生理をできるだけおしゃれにしたい企業 VS 生理を「可愛いもの」にして欲しくない女性


あがった3種類のデザイン案を見ていて思ったのは、生理用品を持っていても「可愛くて」隠さなくてもいいものにしたいんだな、ということ。


確かに3つのデザインとも、いまある生理用品と比べて断然可愛いです。

CのCATなんて、猫好きにとってはたまらないデザイン。
タンポンでこのデザインは必要なのだろうか?とも思いましたが・・・。
お菓子と間違えそう。


しかし世の中の女性の反応は、「このプロジェクトを聞いて期待していたものとは違った」よう。


確かに私も、最初このプロジェクトを見て思ったのは、生理を「当たり前のこととして扱う」世の中になってほしい、その基盤を作って行きたい、という趣旨で始まったプロジェクトなんだろうな、ということでした。

しかし3種類のデザインを見て、「違った!!!」となりました。


「可愛い」や「おしゃれ」であることに重きを置きすぎて、女性の意向やプロジェクトの趣旨からずれてしまったのではないか?と。


いまある3種類のデザイン、ソフィのこの企画でなくても、出てくるデザイン案なのでは?

企業と消費者の私たち、見ているところが違うから、デザインも思っていたものと違ってしまったみたい。

シンプルさを求める消費者

Twitterをみていると、多くの女性が超シンプルなパッケージを求めていることがわかります。

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引用:CORA https://cora.life

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引用:https://www.urbanoutfitters.com/

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引用:https://www.boots.com/toiletries/feminine-hygiene/tampons


海外のパッケージを引き合いに出して、みているだけで、これが日本であったら・・・と思わずにいられないものばかり。

1色とか2色とかのデザインで、一見なんだかわからないようなパッケージ。


でもそれこそが、今回のソフィのNoBagForMeプロジェクトにふさわしいのでは?と感じました。


生理用品は衛生用品なのだから、医薬品のようなシンプルなデザインでいいと、個人的に思います。


私は布ナプキン、紙ナプキン派なので、あんまりタンポンを使う機会はないのですが、こんな感じのデザインなら手にとるかも。

生理は女性だけの問題じゃない

女性

そもそも生理用日って、可愛くてファンシーなデザインのものが多くて、生理用品を可愛くしようとするから、男性の理解から遠ざかるのではないかと。


生理用品が可愛い→男性は可愛いものが苦手→男性が可愛い生理用品に目をやることがなくなる→興味を持たない→学ばない→死

みたいな感じで。


生理がなければ、子供は産まれないし、それは男性にとってもおおいに関係のある出来事ですよね。


生理は女性だけのもの、っていうのが間違いで、男女が手に取れるデザインってことが必要なのではないかと思いました。


生理が重い女性が、生理用品を切らしてしまった際、パートナーに「買ってきて」と頼みやすくなるように。

トイレの棚の奥に、カゴに入れて隠さなくてもいいように。


鈴木大介さんの、「僕が毎月「妻の布ナプキン」で手を血に染める理由」を読んで、毎月妻の生理に真正面から向き合う、こんな男性もいるんだなぁ、と。

以下、抜粋。

「妻よ、生理とインフルエンザって、どっちがつらい?」
「生理」


即答だった。

でもインフルって、それなりに死ぬかも知れんと思うぐらいにはつらいはず。毎月そんな苦しさがあるってマジか!? お妻様を疑ったわけじゃないけど、同じ質問を生理が結構重いと言っている親しい知人女性らに聞いてみたら、やっぱり即答だった。

「インフルエンザならなんとか起き上がってご飯作ろうとか思うけど、生理はその気力ごと奪う」
「インフルエンザの特効薬はあるけど、生理の苦しさが軽くなる特効薬はない」
「インフルエンザで会社に出たら怒られるけど、生理で休むと『空気読めよ。生理でも働いてる子は働いてるよ』みたいになる」
「ロキソニン飲みまくって誤摩化してますが、ちょっとしたロキソニン中毒ですよマジで」
「インフルよりマジつらい。でも毎月のように休んでたら会社からは『自己管理の出来ない奴』と烙印押されそうで、文字通り這いつくばっても出社してる」

続々発せられる、切実な言葉。マジでなのか……。

引用:僕が毎月「妻の布ナプキン」で手を血に染める理由 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/54974


「生理がつらい」といっても、男性にはわかってもらえないことが多いです。

鈴木大介さんのように、「理解しよう」とでも思ってくれたら・・・。

「されど愛しきお嬢様」もめちゃめちゃおもしろいですよ。
分かる、ってことの大切さとか、いろんな視点で物事みないといけないなって思わせてくれます。


されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間



学校の性教育でも、男女で分かれて、教室で女子は「生理について」、男子は避妊の「コンドームについて」を学びました。
私は女子も避妊について、は学びましたが、コンドームの使い方までは習いませんでした。


男女で分かれて学ぶこと。
ここから「生理は恥ずかしい」「避妊は恥ずかしい」が始まる気がしています。


性をタブー視して学校で習えば、そりゃ「恥ずかしいもの」って意識が植えつけられますよね。


学校の性教育には闇があるとはよく言われますが、もう時代的にそれでは古いし、変わっていくといいなと思います。

NoBagForMeプロジェクトの意味

傘


ではNoBagForMeプロジェクトがムダだったのか?というと、そうではないと思っています。


Twitterではハッシュタグ#NoBagForMeや、#ソフィパッケージ開発などとつけられて、このプロジェクトに対する意見がたくさん上がっていますし、生理用品について議論されるという現状をつくっただけで、すごく意義のあるプロジェクト。


3種類のデザイン案で炎上してしまいましたが、今まで「このファンシーなデザインのパッケージしかないの嫌だ・・・」という思いを押し殺して、それしかないから使ってきた女性にとって、このNoBagForMeプロジェクトが立ち上がったことで、もしかしたら将来変わっていくのかも?という希望になったのではないでしょうか。

まとめ

デザイン案が公表されたことで、一気に炎上してしまったソフィの#NoBagForMeプロジェクト。

でも炎上したことで、多くの人の目に触れて、考える機会になったのも事実。

生理用品だって、可愛いデザインのものがあってもいい、でもシンプルなデザインのものがあってもいい。

消費者が選べる。そんな時代がすぐそこまできていると思うと、ソフィのNoBagForMeプロジェクトには期待してしまいます。



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