
夫がとても厳しい…
うちの夫はただの亭主関白?それともモラハラ夫なの?
亭主関白とモラハラの違いって何なのか知りたい。
✔本記事の内容
・亭主関白な男性の特徴
亭主関白。ひと昔はあたりまえのように、家庭で夫が「支配者」としていばっていました。
時代の変化とともに減ってきましたが、この令和のご時世でも、亭主関白の男性はけっこういるもよう。亭主関白は日本の男の夢ともいいますもんね。
でも最近「モラハラ」って言葉もよく聞くようになりました。
私が離婚した元夫は、モラハラ夫でした。
そもそも「亭主関白」と「モラハラ」ってなにがどう違うものなのでしょうか?
今回の記事では、亭主関白とモラハラの決定的な違いについて深掘りします。
亭主関白とモラハラの違いとは?
亭主関白とは
亭主関白とは、夫つまり「亭主」が「関白」のように、家庭でいばっていることを表した言葉です。
「怖い」「口答えを許さない」「厳しい」といったイメージの強い亭主関白。
頑固で古風なイメージがある一方で、「俺に黙ってついてこい」と力強く女性を引っ張ってくれる一面は、一部の女性には男らしいと評価されることも。
モラハラとは

モラハラとは、モラルハラスメントの略称です。
モラルハラスメント(仏: harcèlement moral、英: mobbing)とは、モラル(道徳)による精神的な暴力、嫌がらせのこと。俗語としてモラハラと略すこともある。
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』https://ja.wikipedia.org/wiki/モラルハラスメント
肉体的な暴力をふるうのではなく、精神的に、相手を言葉や態度で追いつめていじめることです。
亭主関白は、自分の信念や芯が通っているのにたいして、モラハラは相手を傷つけるためのいじめなので、言っていることがコロコロ変わったり、信念などはありません。
いかに妻が人間としてダメか、間違っているかを延々と責め立てる傾向にあります。
モラハラ夫に正論は通用しません。
モラハラ夫はあらゆる角度から妻へ責任転嫁を繰り返し、そのうち妻は「私がダメなんだ、私が悪いから夫を怒らせてしまうんだ」と、モラハラ夫に洗脳されてしまいます。
関連記事>>夫が妻にモラハラしてくるときのモラハラ夫の心理7つ【加害者側の言い訳】
亭主関白な男性の特徴
まるで王様のような振る舞いが特徴の、亭主関白な夫。
こんな行動をする傾向がありますので要チェックです。
・家では自分第一
・男は仕事をしていればいいと思っている
・男尊女卑
・父親が亭主関白の家庭で育った
・年功序列の意識が強い
・謝らない
家事・育児をしない

亭主関白の夫は、「家のことは女の仕事」と言わんばかりに、家事や育児は手伝いません。
夫である自分は、外で働きお金を稼いで食べさせてやっているため、妻は家で家事をしっかりやるのが当たり前だ、という考え方。
自分の隣で家の電話が鳴っても、「電話!」と叫ぶだけで、自分で受話器を取ることはありません。
家では自分第一
家では夫が家主で、一番偉い存在だと思っているため、自分のことが第一優先されるべきだと考えています。
たとえ妻より自分の方が近くても、「リモコン(を取れ)」や「新聞(をとれ)」など、
妻に命令して取らせたりします。
自分が絶対で、家のことの決定権は自分にあると思っています。
妻が育児中でも、平気で夫である自分を優先させます。
男は仕事をしていればいいと思っている
「男の役目は外でお金を稼いでくることだ」と思っているため、家庭をかえりみずに仕事をする傾向があります。
仕事をしっかりしてくれるのはいいことですが、仕事で帰りが遅くなっても、妻が自分のより先に眠ることは許さないため、家で帰りを待つ妻は大変でしょう。
男尊女卑

家で、妻が夫に口答えをしたり、たてつくことは許しません。
妻は三歩下がって、自分のあとをついてくるもの、という古い価値観があり、妻は自分のいうことを素直に聞いていればそれでいい、と思っています。
「女が外で働くなんて、自分の稼ぎが足りないと言っているようなものだ」と、妻が社会に出ることを反対する場合もあります。
父親が亭主関白の家庭で育った
亭主関白の男性は、自分の父親が亭主関白だったケースが多いです。
生まれたときから母親が父親につねに尽くしている姿を見てきたため、妻がそうすることが当たり前だと思っている場合があります。
年功序列の意識が強い
目上の人や上司、親など、自分より立場が上の人に対しては、礼儀正しい場合が多いです。
反対に、妻や子供、店員など、自分より立場が下だと思う人に対しては横柄な態度を取ります。
男性は少なからず縦社会に生きていますが、亭主関白の男性にとっては対等な関係を好まない傾向が強いです。
謝らない
たとえ自分が間違っていたとしても、家主である自分が絶対のため、自分の非を認めて謝ることはありません。
謝ることは、妻に弱みを見せることになり、メンツやプライドが丸つぶれです。
男である自分がそんなことは出来ない、そんなことをさせる妻が悪い、という考えから、自分から謝ることはありません。
亭主関白とモラハラの決定的な違いはコレだった

「亭主関白」と「モラハラ」の決定的な違いは、「妻に愛情があるかどうか」です。
さだまさしの歌の「関白宣言」は有名ですよね。
「遅く起きてもいけない」
「ご飯は美味しく」
「いつも綺麗でいろ」など、かなりの亭主関白ぶり。
しかしよく聞いていくと、だいぶ不器用ではありますが、「できる範囲で構わない」や「両家の親はどちらも同じだ大切にしろ」など、妻への愛情も示しています。
亭主関白の男性は、妻の前で偉そうにしている子どものようなもので、プライドが高いのはたしかですが、人を思いやる心や他者への愛情は持ち合わせています。
妻は自分の監視下においておき、思いどおりに操ることが目的で、妻がモラハラによって疲弊しても、むしろモラハラ夫にとっては好都合です。
妻を貶めることで、自分の中の自己評価をあげるために、愛情ではなく、恐怖心で妻を縛りつけ、独占欲や支配欲で妻の行動を制限します。
「愛しているから、君のために言うんだよ」など一見妻のためのようなセリフをいいますが、自分の思い通りにすることが目的なので、妻への本当の愛情ではないです。
あわせて読みたい>>モラハラ夫の25の特徴と見分け方【具体例をまじえて紹介】
夫がモラハラかも?と思ったら
この本はサイコパスについて書かれた本ですが、モラハラ夫も自己愛性人格障害のサイコパスです。
すごくわかりやすく書かれているので「夫がもしかしたらモラハラかも・・・」と困っている場合、見分け方など参考になります。
下記記事で、モラハラ夫の対処法をまとめました。
あわせて読みたい>>モラハラ夫の対処法!モラハラを受けたらどうすればいい?【今すぐ逃げろ】
尽くすのもいいけれど・・・

相手に尽くすことで幸せを感じる女性は多いですが、「尽くすこと」と「存在を尊重されないこと」は違います。
世話好きな女性であれば、場合によっては毎日夫に靴下を履かせることも喜んででき、夫を立てて、結婚生活をうまく進めていける場合もあります。
女性は相手に何かしてあげることで愛情を示すことが多いですが、それを当たり前だと思い、感謝の言葉もないと、女性は相手に失望し、離婚につながる場合も。
見極めが大切
亭主関白とモラハラ夫の違いは、愛情があるかどうかで見分けましょう。
亭主関白な夫は、妻である女性との相性によって家庭がなりたつ場合がありますが、モラハラ夫は自分が正しいと思っていて妻を貶めるので、長続きさせるためには女性が耐えるしかありません。
相手から受ける言葉や行動に愛情を感じない、と思ったら危険なサイン。
まずは身近な家族や友人に相談して、冷静な判断を。
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