
どうやら日本の40代独身男性が世界でいちばん自己肯定感が低くて不幸だという調査結果があるそう。
なぜ日本の未婚男性は自分を不幸だと感じているの?
✔本記事の内容
・なぜ日本の40代独身男性がいちばん自己肯定感が低く不幸なのか?!
・40代未婚男性が自己肯定感を高めるには?
自己肯定感とは、自分の在り方を自分自身が評価できる感情のこと。
世界的に見ても、日本の未婚男性の自己肯定感の低さが浮き彫りになっています。
本記事では、なぜ日本の40代独身男性がいちばん自己肯定感が低くて不幸だと感じているのかを深掘りします。
なぜ日本の40代独身男性がいちばん自己肯定感が低く不幸なのか

ISSP(国際社会調査プログラム) の調査では、調査対象である約40か国のなかで、日本の未婚男性の幸福度はいちばん低いとの結果が出ています。
世界的にみても幸福度は「既婚>未婚」「女性>男性」なのは世界共通ですが、年齢別でみるとなかでも日本の40代独身男性の幸福度が低いことが明らかになっています。
引用:livedoor NEWShttps://news.livedoor.com/article/detail/17103538/
40代未婚男性は自己肯定感が最も低い
また、幸福度と自己肯定感は強い相関関係にあります。
未婚者の自己肯定感は、男女くらべると男性のほうが低く、40代が最も低くなっています。
50代になると少しあがります。
引用:livedoor NEWShttps://news.livedoor.com/article/detail/17103538/
40代男性の自己肯定感が低くなる原因として、仕事では中間管理職で板ばさみになり、若いころにくらべて体力がなくなるのも一因とされています。
男性で「自己肯定感が高い」と感じている割合は、既婚者70%、恋人がいるひと50%、今まで一度も誰かと付き合ったことがないひとは30%となっています。
年収で自己肯定感に差はあるか
年収が1000万円を超えると自己肯定感の差にひらきが出てきますが、年収300~1000万未満のあいだは30%代とほぼ横並びです。
また、年収が同じでも未婚男性は既婚男性より10%自己肯定感の高さにひらきがあるそうで、これは自己肯定感の高低格差は年収の問題ではないといえます。
男性は恋愛していると自己肯定感が高くなる
自己肯定感が低い40代男性は、恋愛軸が満たされない人が多いことが分かっています。
意外なことに、40代女性で自己肯定感が低い人はその理由が「好きな仕事につけていない」「仕事で評価されていない」などの仕事軸ばかりで、恋愛はまったくあがってこないようです。
男性のほうが「依存体質」「さみしがりや」「ひとりでいられない」など恋愛が充実してないと自己肯定感が低くなる傾向にあります。
男性では家事ができるひとが相対的に少ないことも理由の一つとされています。
「男は男らしく」の呪い
なぜ恋愛が充実していると、男性の自己肯定感があがるのか?というと、「男は男らしく」という意識が強い男性ほど自己肯定感が高いことがわかっています。
男性は年齢を追うごとに、 仕事以外にひととの関わりがなくなってくる人が増えていきます。
そのため、家族をもたない未婚男性が恋愛をしていないと、妻や子を養っている自信も持てず、恋人から頼られることもないため、自分の「男らしさ」を確認する機会が持てません。
一見、そんな世間の価値観に縛られずに、「自分は自分」というほうが自己肯定感が高くなる気がしますが、男性は不自由なほうが自由を感じられる、という矛盾した生き物のようです。
新橋で会社の愚痴を言いながら飲んでいても、なんとなく幸せそうなサラリーマンが多いのはそのせいかもしれません。
男性は小さいころから死ぬまで上下関係のなかで生きていますよね。
「自由にしていいよ」と言われると逆にどうしていいか分からなくなってつらいと感じる男性は多いんだとか。
「男は男らしくあるべき」という呪いが、反対に男性の自己肯定感をあげているという結果に。
「不自由」と「安心」はトレードオフの関係にあるといえますね。
なぜ男性よりも女性のほうが自己肯定感が高いのか
女性は上図(自己肯定感の年齢別の推移)からも読み取れるように、年齢があがるにつれて未婚・既婚にかかわらず自己肯定感が高くなっていきます。
40代女性は仕事、友人付き合い、親の世話などいろいろやることがあって、自分で家事もできるため、自分の人生をコントロールできる独身でも「必要とされる場面」が多いことが、自己肯定感の高さにつながっていると考えられています。
自己肯定感が低い男性の特徴

自己肯定感が低い男性には、以下のような特徴があります。
自己肯定感が低い男性の特徴
- 人見知り
- マイナス思考
- 人と比較する
- 完璧主義者
- 被害者意識が強い
人見知り
自己肯定感が低い男性は、人と接して傷つくことが怖いので人見知りです。
自分に自信がないため話すことが苦手で、「自分は面白くない」と思っていることも。
マイナス思考
ものごとをネガティブにとらえて消極的になりがちです。
自分で決めることが苦手で、まわりから褒められても「たまたまうまくいっただけ」「本当にそう思っているのかな」など疑り深く、自分の実力を自分で評価できない特徴があります。
自暴自棄になりやすく、「どうせ自分は頑張っても認められない」と思い込みやすいです。
人と比較する
自尊心が低いため、他人と比較して「自分はだめだ」と責める傾向にあります。
自分が勝っている点があるにもかかわらず、劣っている点だけに着目してしまい、他人も失敗している事実は考えず、自分だけがうまくいかないと思ってしまいます。
いつも他人と比較するため、劣等感や嫉妬心を抱えることに。
完璧主義者
自己肯定感が低い男性には、完璧主義者も少なくありません。
完璧を目指すあまり、失敗を恐れて自分を認められないケースも。
すこしミスするだけで自分を責めてしまい、自己肯定感がどんどん低くなってしまいます。
被害者意識が強い
人のなんてことない行動や動作を「嫌味を言われた」「嫌いだから自分にだけ挨拶をしない」などと勝手に被害妄想します。
褒められているのに「どうせ社交辞令だ」と決めつけて、人の好意を素直に受け入れられない場合も。
40代未婚男性が自己肯定感を高めるには?

40代にもなると、自分の出世の先がなんとなく見えてくる年齢でもあります。
そんな40代未婚男性が自己肯定感を高めるにはどうすればいいのでしょうか。
趣味をもつ
ゆいいつ自己肯定感が高い未婚男性には、夢中になれる趣味があるということがわかっています。
趣味がある未婚男性は、既婚男性よりも自己肯定感が高いんです。
生きがいとなる趣味やライフワークをもつことで、時間やお金を惜しみなく使い、社会的役割や存在価値を見出しているようです。
自己肯定感を高めるために
自己肯定感を高めるには、「ありのまま」を認めることが重要だといいます。
ありのままというのは、自分を甘やかすことではなく、自分と向き合うこと。
自己肯定感が低い男性は、「自分を見ようとしない」という特徴があります。
たとえば「自分の顔が嫌い」「声が嫌い」などといって、写真を撮らなかったり声も聞かなかったりしている男性が多いそう。
自分と向き合わないひとは、自分が抱く理想と現実のギャップに気づかないように目を伏せています。人生は完璧である必要はないし、そんなひとは存在しないと知ることです。
自己肯定感を高めるには、臭いものにふたをせずに「自分はこういうもの」だとありのままを見ることが大切なんだとか。
そのうえで、趣味など自分が夢中になれるものをみつけて、自分だけの幸せの尺度をもつことが、男性の自己肯定感を高める方法だといえそうです。
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