
「人生100年時代」なんて言われだしたけど、とくにスキルのない普通の私がずっと働けるのかな?
もしこれから結婚や出産をするとして、仕事は続けたほうがいいの?
女性が働き続けるべき理由って何?
✔本記事の内容
- 女性が長く働き続けるべき理由5つ【仕事をして自分のために生きよう】
- 女性が働き続けるのが難しくなる時はいつ?
- 女性が長く働き続けるためのポイント
こんにちは、バツイチ34です。
女性が男性と同じように、ずっと仕事して働き続けられることは難しいのが現状です。
女性はキャリア形成が難しいとよくいわれますが、キャリアといえるような立派なものじゃなくても、「ただ普通に働き続けること」すら難しいと感じています。
私は結婚と同時に元夫が転勤になり、自分の仕事をやめてついていかざるをえませんでした。そしてあのとき仕事をやめたことを後悔しています。
仕事だけは手放さないようにしましょう。
なぜなら仕事はあなたの命綱だからです。
本記事では、女性が長く一生働き続けるべき理由について深掘りします。
女性が長く働き続けるべき理由5つ【仕事をして自分のために生きよう】

女性は生きていると「結婚」「出産」「育児」などライフスタイルが変わることが多く、独身のときのようには仕事を続けられない場面がたくさん出てきます。
今までのように仕事をしながら家庭も両立させるのは大変で、いっそ「子供が小さいうちは専業主婦になって子育てに専念したい」と思うこともあると思います。
しかし私は女性も出来るだけ長く、途切れることなく働き続けることが重要だと思います。
女性が長く働き続けるべき理由5つ
女性がライフイベントを経ても働き続けて、自分で稼ぐべき理由は以下のとおりです。
リスク回避
もはや夫の収入だけに頼って生きるのはリスクが大きすぎます。
大企業ですらリストラがおこなわれ、終身雇用が保証される時代も終わりました。働き方改革により残業代もカット、退職金もない会社も増えています。
いつ夫の収入が途絶えたり給与が減ってもおかしくないのに、それだけをあてにするのはギャンブルと同じです。
そのとき仕事をしておらず収入がなければ生きていくために我慢するしかないですが、仕事があれば自分で稼いで生きていけます。
仕事をしていることは、人生で起きるあらゆるリスクや危険を回避できる手段になります。
夫と対等でいられる
夫の収入だけで生きていると、無意識に自分を「下」に感じることがある女性は多いのではないでしょうか。
私は専業主婦をしていたとき、「夫は仕事」「私は家事」と役割分担なのは分かっていても、なんとなくお金を稼いでいない自分に引け目を感じていました。
欲しいものがあっても夫に「似たようなの持ってるじゃん」と言われるとそれ以上言えなかったり、必要なものはすべて夫に前もって買っていいか聞いたり。
夫婦間でちがった意見のときに「養ってもらっているからこれくらい我慢したほうがいいかな」と黙ってしまったり、言いたいことが言えない夫婦関係はパワーバランスがおかしくなっています。
働くことで気持ちに余裕が生まれて、ムダに罪悪感を感じずにすみます。
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精神的余裕につながる

家庭のなかだけで過ごすと「妻の自分」「母親の自分」などひとつふたつに限られてしまいますが、仕事をすることで「会社員の自分」「先輩の自分」などいくつもの顔を持つことができます。
家庭だけでなく外に居場所がふえることで、新しい自分を見つけられたり自信が持てるといった声は働く女性から多く聞かれますよね。
家庭で生活しているだけだと誰かから評価されたり認められて褒められる機会もあまりないですが、仕事を通じて評価を受けられたり誰もがもっている承認欲求が満たされたり、自分の人生を生きていることが実感できます。
人生の選択の幅が広がる
ずっと働いていれば、自分が思い描く理想のキャリアにも近づくことが出来るかもしれません。
それに収入があれば行きたい場所に行けたり、学びたい資格にも手を伸ばしやすいですよね。
仕事であれ私生活であれ、自分で稼いだお金があなたの人生の視野を広げてくれることもあります。
収入があがる
ずっと働き続けることで生涯年収があがる可能性は高いです。
でもずっと働き続けていれば、給料が少しずつでも上がっていく可能性は高いし、ブランクがない分生涯でもらえるお金は増えます。
それに会社で社保加入している人は「出産手当金」や「育児休業給付金」などの手当てを国から受け取ることが出来ますが、辞めてしまえばそういった支援が受けられなくなってしまいます。
女性が働き続けるのが難しくなる時はいつ?

女性もライフスタイルが変わっても働き続けるのが理想、とはいっても、現実をみると女性が働き続けるのが難しくなる場面が出てきます。
具体的には以下のようなライフイベントのときです。
共働き夫婦でも、夫の都合にあわせて妻が働き方を変えるケースが大半です。そうなるとどうしても今の仕事を続けられない、といったケースが出てきます。
夫の親の介護をなぜか当然のように妻がする、という家庭も多いですよね。
またライフイベントのとき以外でも、働き続けるのが難しいときもあります。
夫の協力がなければ、ワンオペ育児をしながらフルタイムで働くのは体力的にもたずに働くのをあきらめてしまう女性もいます。
また、子育てで「習い事をたくさんさせたい」「子供が帰る時間には家にいて出迎えてあげたい」など完璧な母親像をもっている女性は、正社員で働くのは時間制限があり難しいことも。
結婚・出産で働き方を変える女性の割合は
人材採用のエン・ジャパン株式会社が運営する女性向け求人情報サイト「エンウィメンズワーク」にて、女性575名へ「結婚・出産後の仕事」をテーマにおこなったアンケート結果によると、結婚・出産を機に働き方を変える女性は全体で84%にもなります。
結婚・出産と仕事についてどのような希望をお持ちですか?
引用:エンウィメンズワーク https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/16249.html
独身のときは正社員で働いて仕事をがんばっていたけど、結婚や出産を機に仕事をやめたりパートに変えたりする女性はたくさんいるし、私のまわりの友人も多くはそうしています。
夫の仕事の関係で自分の仕事を辞めざるをえない女性もいるし、「一度辞めて子育てしてからまた同じように働きたい」と思う女性もいます。
正社員に戻れる女性は4人に1人
しかし白河桃子さん著書の「専業主婦になりたい女たち」という本によると、一度正社員を辞めたあとにまた正社員として働ける女性は4人に1人。
残りの6割の女性はパートなどの非正規雇用で働き、年収は100万前後だといいます。
上記のエンウィメンズワークの調査でも、「結婚・出産に関わらず今と変わらず働く」と答えた女性は10%ほどしかおらず、8割の女性は仕事をセーブするか辞めるかを選びます。
一度家庭に入った女性がまた働こうと考えたとき、これまでと同じように家事をこなしながら仕事をする傾向にあり、「子供が学校から帰ってくるまでには家にいたい」と時間制限のある女性が、一度辞めた正社員に戻って独身時代程度の年収を稼ぐのはとても難しいです。
会社側から考えても、何年もブランクがある女性を正社員として採用するかといえば、見合ったスキルがないと難しいでしょう。
仕事を辞めると生涯年収にこれだけの差が出る
大卒総合職の平均でみた場合、定年まで働き続けたときの生涯年収は2億8560万円。
しかし結婚・出産を機に仕事を辞めて、パートなどの非正規雇用になったときの生涯年収は4767万円。
その差は2億3000万円以上になります。
結婚・出産後も働きたい女性の多くは「家計的にも働ける間は働いておきたい」という理由をあげています。
「結婚・出産後も働く」と回答した方に伺います。その理由を教えてください。(複数回答可)
引用:エンウィメンズワーク https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/16249.html
夫の給料もあがらず子供の養育費などでお金がかかるなど、家計を助けるために働きたいと思う女性は多いですが、パートなどの非正規雇用では思っていたように稼ぐことが出来ない場合もあります。
女性が働くには、周りの理解が得られるかどうか
「子供が小さいのに預けるなんてかわいそう」「女性は家にいて夫や子供の面倒をみるべき」などの考え方をする人がまわりにいる場合、女性が働きに出ることに反対されることもあります。
ウィメンズワークの調査でも、働き続ける上で課題となることは何ですか?の問いに、「上司や同僚の理解を得られるか」「相手や親の理解を得られるか」を心配する声が、調査結果から浮かび上がっています。
「結婚・出産後も働く」と回答した方に伺います。働き続ける上で課題となることは何ですか?(複数回答可)
引用:エンウィメンズワーク https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/16249.html
いくら会社の制度が充実していても、周囲の理解や協力が得られないときには女性が仕事を続けることが難しくなることがあります。
離婚した時のこと、考えてる?
「結婚して子供も産みたいし、一度仕事を辞めて子育てしながらパートすればいいや」と考えている女性は、ちょっと立ち止まってみてください。
現在の日本では3組に1組の夫婦が離婚しているという統計があります。
いまは夫婦間に問題がなくても、ある時いきなり夫に好きな人が出来て離婚したいといわれる可能性はゼロじゃありません。
私は結婚と同時に元夫の転勤が決まり、仕事を辞めてついていくことを選びました。それ自体はしかたなかったと思いますが、その後離婚が決まり、仕事を辞めたことを後悔しました。
とくにスキルも資格もなかった私は離婚後に正社員になるのがとても難しかったし、なんとか正社員になりましたが独身時代にやっていた好きな仕事にはつけませんでしたし、収入も下がりました。
考えたくないことですが、もし夫が30代で亡くなったら?夫の会社が倒産したら?など、今はよくても将来経済的に困ることになる可能性が誰にでもあることだと、頭に入れておいてほしいんです。
そのうえで、女性が仕事を辞めて専業主婦や子育てに専念する「リスク」はどれくらいか?を考えてほしいんです。
女性が仕事を辞めるリスクは「お金」だけじゃない
結婚して専業主婦になっても多額の資産をもっている夫婦もいれば、夫の稼ぎを生活費ですべて使ってしまい貯金できない夫婦もいます。
資産があれば、夫の会社が倒産しても夫が死んでも生きていけます。たとえ離婚しても慰謝料や財産分与で生きていけるかもしれません。
でも「夫」次第で自分の人生が変わるの、嫌じゃありませんか?
「夫」の行動が自分の人生を決める。結婚していたとき、私はそれに心底うんざりしました。
女性が仕事を辞めてしまえば、夫の都合にあわせて動くのがあたりまえのようになってしまいます。
でも夫婦は対等な関係のはずなに、夫の都合ばかりにあわせて妻は仕事も出来ないってどうなんでしょう?
夫次第で変わる人生なんてくそくらえ。女性が自分で自分の人生を選ぶために必要なのが「自分で稼ぐこと」です。
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女性が長く働き続けるためのポイント

ここではライフイベントにより左右されることが多い女性が、長く働き続けるためのポイントを紹介します。
正社員なら会社を辞めない
もしあなたがいま正社員で働いているなら、育休や産休制度など会社にあるさまざまな制度を駆使して会社を辞めずに働ける道を探しましょう。
会社が正社員を解雇するのは難しいし、会社にある制度を使うのは問題ありません。
会社の社風によっては育休を取りずらいなどあると思いますが、もしブランクを経てまた正社員で働ける自信がないという方は、同僚間で多少気まずくても図太く会社に残ることをおすすめします。
同僚とコミュニケーションを取っておく
また常日頃から一緒に働く同僚とコミュニケーションをとって、良い関係を築いておくことも重要です。
おたがいをサポートし合う関係をつくっておけば、ライフイベントで何かあったときに理解を得やすいし、「おたがいさまだから」と助けてもらえます。
スキルをつける
もう大手企業に入社すれば安心という時代は終わり、1社で一生働くのは無理だと考えるのが普通です。
もし仕事を辞めてもまた戻れるようなスキルを身につければ、長く働き続けることが出来ます。
頼れるものは頼る

どれだけ頑張る気力があっても、いつか体力に限界が来るかもしれません。
今は家事代行サービスなどお金を支払って代わりに頼めるものはたくさんありますので、使えるものは使って楽するのも長く働くための知恵です。
時間は有限なので、賢く使うことでトータルでみたときに得することになりますよ。
今の会社が無理ならワークダウンする
もし今働いている会社がライフイベントを迎えたときに働き続けることが難しかったり、激務でライフワークバランスが取れない会社なら、いっそワークダウンしてゆるく働ける会社へ転職するのもありです。
少し待遇や給料が下がっても、トータルで考えたら辞めてパートで働くよりも生涯年収が多くなるようならいいですよね。
働くかやめるか、の極論じゃなくても、その間をとって無理なく働き続けることは、長く働くためには必須条件です。
今の時代は「働き方」の選択肢が多様
今の時代は「働く」=「会社に勤める」だけではない、さまざまな働き方を選べる時代です。
フリーランス、起業、副業など自分にあった働き方を選んだり、1つだけじゃなく2つ3つ組み合わせて働いてもいいですよね。
私も「会社員」と「副業」の2つの働き方をしています。
会社で固定給をもらって働くのは安定していますが、正直定年まであと30年くらいあり、それまで今の会社が残っているかといわれれば、たぶん途中でなくなると思います。
いろいろな働き方を模索してリスクを分散し、1つの雇用に頼らない働き方をするのがこれからのずっと働くコツだと思います。
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まとめ
男性と同じように女性にとっても「働き続けること」は重要な意味があります。
時には仕事が自分の身を助けてくれたり、自分で稼ぐことは自分の身を守ることだと思います。
また子育ても介護も「一時的」なものです。それによって働くことをあきらめてしまうのはもったいない。
自分でお金を稼げれば、自分の人生を自分で決められる力をもちます。
女性が働くためのサポートやおすすめのサイトは下記記事でまとめていますので、あわせて参考にしてください。
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