離婚後に一人暮らしをしていて、子猫を飼いたいなと思ったことはありませんか?
ずっと一緒に暮らす相棒だし、どうせなら子猫のうちから飼い始めて、成長を見守り、出来るだけ長く愛猫と一緒に暮らしたい!と思いますよね。
でも、普段は仕事で家をあけることが多いと、子猫を飼うのは難しいのかも、と躊躇してしまいます。
子猫って、ひとりきりで留守番って出来るのかな?
仕事でいないときに何か起こったらどうしよう・・・など、小さい存在の子猫だからこそ不安になることも。
仕事で留守がちな一人暮らしのバツイチ独女でも、子猫は飼えるのでしょうか。
子猫を飼うときに注意しておきたいことを確認しておきましょう。
離婚後のバツイチ独女、ひとり暮らしで子猫は飼える?
子猫の年齢について
子猫とは、一般的に生後〜1歳までの猫のことをいいます。
子猫:生後〜1歳くらいまで
成猫:1歳〜7歳くらいまで
高齢猫:7歳以上
長寿猫:17歳以上
猫の1歳は、人間でいうと17歳の思春期くらい。
7歳は人間の45歳くらいと言われるので、猫が大人になるのはあっという間です。
小さい子猫はとっても可愛い存在ですが、生後すぐ〜2ヶ月くらいの子猫を飼うのは、ずっとそばについてお世話してあげられる場合をのぞいて、難しいと思います。
生後すぐ〜2ヶ月の子猫を飼うのが難しい理由
- 乳離れしていないので、手でミルクを飲ませてあげなければいけない
- 自分で排泄出来ないので世話してあげる必要がある
- 小さいうちは体温調節がうまく出来ないので病気になりやすい
子猫に異常があったとき、すぐにサポートしてあげられる状態じゃないと難しいです。
「子猫からおうちに迎え入れたいが、昼間は仕事で長時間家をあける」という方は、生後3ヶ月〜4ヶ月以上の子猫にしましょう。
子猫でも3ヶ月も経てば、ちゃんと準備した部屋でなら、昼間留守番をさせることは可能です。
猫の寿命は何歳?
猫って、一般的に犬よりも長生きしてくれる傾向にあります。
私の実家で飼っていたメスの猫は、21年間生きてくれました。
マンションでの室内飼いだったので、外で病気をもらってくることもなく、健康的に長生きしてくれました。
”猫の寿命は10~16年と言われていますが、最近では15歳を超える猫もめずらしくありません。
引用:猫の年齢http://ww3.tiki.ne.jp/~nsasax/pet/watch/age.html
ペットとして暮らしている猫には、元気に長生きしている猫が増え20年以上生きる長寿猫もいる程です。
しかし、野良猫の平均寿命は4年ともいわれていますし、飼い猫でも白血病などの病気で早くに命を落とす猫も多くいるので一概には言えませんが、オス猫よりメス猫の方が長生きする傾向にあるようです。”
独身女性が子猫を飼うときの注意点
子猫に留守番させてもいい?
生後3ヶ月たった子猫であれば、昼間に仕事している間、お留守番してもらうことは可能です。
しかし気をつけなければいけない点がいくつかあります。
- 十分なエサと水を用意する
- 部屋の温度を適温に保つ。とくに夏・冬は注意!
- 誤食、誤飲しないように部屋を片付ける
- 倒れたりする危険な家具はしまう
- 遊び場をつくる
- 戸締り
- トイレは清潔に
十分なエサと水を用意する
留守中、子猫が困ることがないように、十分な量のエサとお水を用意してあげましょう。
タイマーでエサの時間が調節できる自動エサやり機もあります。
夏場などは、缶詰めのウェットタイプのエサだと腐りやすいかも、という場合は、カリカリタイプのドライフードの方が安心かもしれません。
猫は新鮮なお水を好むので、仕事で帰りが遅くなる場合は、2つくらいお水を用意してあげるといいでしょう。
部屋の温度を適温に保つ

子猫はまだ体温調節がうまく出来ず、気温の変化についていけないことがあります。
夏は暑ければクーラーをつけたまま適温にして出かけてあげましょう。
冬は暖房をつけっぱなしにするのは危険な場合、毛布やタオルを用意して、暖かくできる場所を作っておきます。
部屋は閉め切らずに風通しよくしておきましょう。
誤食、誤飲しないように部屋を片付ける
留守中、特に気をつけたいのが、子猫の誤食、誤飲の事故です。
子猫は好奇心旺盛で、留守中もバタバタと遊びまわります。
いろんなものを噛んだり、咥えたりして、遊び道具にします。
小物などの子猫が飲み込めるくらいのものは、必ず子猫の手の届かないところに片付けておきましょう。
ゴミ箱はフタ付きのものにする方が安心です。
また、朝食の食べ残しをシンクに置きっぱなしにするのもやめましょう。
人間の食べ物は、猫にとって体に良くないことが多いです。
倒れたりする危険な家具はしまう
子猫は部屋のすみからすみまで走りまわって遊びます。
ぶつかって倒れたりするものは片付けておきましょう。
家具家電のコードなど、かじったりからまって危ない場合もあるので、隠す、しまうなどの配慮も必要です。
また火事を防ぐために、台所のコンロのスイッチが入らないようにしておきましょう。
遊び場をつくる

子猫がひとりで退屈しないように、留守中遊べる場所を作ってあげましょう。
キャットタワーは縦に長く、せまいマンションでも比較的つくりやすい遊び場所です。
ぶらさげるおもちゃなどで遊べるようにしてもいいですね。
昼間遊べる場所がないと運動不足になり、夜中に運動会がはじまってしまいます。
そうなると飼い主が寝不足になってしまうこともあるので、できるだけ昼間に遊ばせておきましょう。
戸締り
窓などの戸締まりはもちろん、お風呂場やトイレなども入らないようにドアを閉めておきましょう。
特に子猫の場合は好奇心旺盛でいろいろな場所に行きたがるので、お風呂場の湯ぶねや、トイレの中におちたりする危険があります。
お風呂の湯ぶねは必ず水を抜いて、子猫が溺死しないように気をつけます。
湯ぶねは高さがあるため、間違って子猫が中に入っても、すべって外に出られなくなることもあります。
トイレは、開けておくとトイレットペーパーをボロボロにされますので注意。
トイレは清潔に
猫はきれい好きな生き物です。
トイレが汚れていると、そこでしなくなったり、便秘や病気になってしまったり。
出かける前に掃除してあげて、帰ってきたあとにも掃除してあげるのがいいですね。
ちゃんときれいなトイレにしてあげることで、猫も安心してトイレが出来るので、布団やラグに粗相することもなくなりますよ。
トイレは週に一度は容器を洗って、猫砂は交換するようにしましょう。
子猫のしつけ

子猫は生まれてきたばかりなので、いろいろと教えてあげる必要があります。
一緒に暮らすあなたが、おうちでのルールを教えてあげることで、お互いに気持ちよく過ごすことができますよね。
猫は家につく、といわれるくらい、お家で過ごすのが大好き。
子猫を迎いいれたら、まずは環境に慣れてもらうことが一番大切です。
トイレのしつけの仕方
猫は比較的はやくトイレを覚えます。
同じ場所でトイレをする習慣があるので、一度覚えてくれれば大丈夫。
猫がトイレに行きたそうなしぐさを見せたら、トイレまで連れて行く、ということを繰り返します。
猫はデリケートなので、ひと目のつかない静かなところにトイレを設置してあげましょう。
猫がトイレに行くときのしぐさ
- 床を手や爪でかくしぐさ
- においを嗅ぐ
- 落ち着きがない
もし別の場所でトイレをしてしまっても、拭き取った紙をトイレに置いておくなど、においを移せば、猫はその場所がトイレだとわかってくれます。
猫砂は一気に取りかえるのではなく、少しずつ交換して、ここがトイレだというにおいを残しておくのもおすすめです。
トイレを覚えたあとは、猫砂はきちんと交換するようにしましょう。
トイレに敷く猫砂の選び方も重要です。
猫はトイレ後、後ろ足で砂を蹴って、自分の排泄物を隠そうとします。
砂が足に挟まったりすると、トイレを嫌がったり、我慢して膀胱炎になってしまったりする原因になるので、細かすぎない砂がいいと思います。
猫用のエサを与えよう

猫のエサは年齢、月齢に合わせていろいろな種類のフードがありますので、猫に合わせて選んであげてください。
猫によって食の好みはさまざま。
人間の食べ物は、猫の体に害がある場合があるので、おすすめできません。
カロリーも高いので、肥満の原因にも。
猫は一気にご飯を食べず、ちょこちょこと少量ずつ食べることが多いです。
1日にあげる量を決めて、数回に分けて与えてください。
昼間は仕事でいない場合は、ドライフードの方が腐る心配がなく、いいかもしれません。
爪切り、お風呂、通院、散歩などは子猫のうちから
成猫になると、爪切りやお風呂に入れるのは、嫌がってしまってとっても大変。
動物病院に行くにも、ふだん人間に慣れていないと、恐怖心や不安がかかってストレスになってしまいます。
子猫のうちからいろいろなことに慣れさせておくとスムーズです。
ハーネスに慣れさせるのもGOOD
散歩は猫にとって必須ではありませんが、万が一の場合に備えて、ハーネスをつけて外に出ることを経験させておくのもいいでしょう。
ハーネスとは、首ではなく胴体につける散歩ひものこと。
猫の動きはすばやいので、急に動いても首がしまることがなく安心です。
もし地震などの災害がおこって、避難所へ行かなければいけない場合、猫はキャリーケースに入れたり、ハーネスを着用しなければならなくなります。
避難生活中ずっとキャリーケースに閉じ込めておくのもかわいそうですし、ハーネスをつけられたら、外に出すことが可能です。
子猫のうちから慣れさせておけば、猫も余計なストレスがかからなくて安心です。
動物病院は事前にチェック!

子猫を飼う前に、必ず近くの動物病院をチェックしておきましょう。
かかりつけの動物病院をもって、猫の体調変化に気を配れるようにしておきます。
また、かかりつけの病院がお休みの場合にかよえる動物病院、夜間対応の動物病院も見つけておきます。
ワクチンなどの予防接種や定期検診を受けよう
動物病院にかかれば、ワクチン接種の説明をしてもらえます。
子猫は生後2〜3ヶ月後に最初のワクチン接種をして、年1回のペースでワクチン接種します。
基本的に元気で健康な猫でないと、ワクチン接種できませんので、定期検診を受けて、愛猫の免疫がさがっていないか?など確認しましょう。
「室内飼いだから大丈夫」ではなく、人間の衣服から運ばれたり、ベランダに出た際に感染したりする場合があります。
愛猫の病気を予防するためにも、きちんと定期的に病院にかかりましょう。
去勢手術は必要か?
「手術させるなんて痛そう、かわいそう」など、愛猫を思う気持ちはわかります。
しかし現実的に考えても、一人暮らしのマンションやアパートで猫を飼う場合、去勢手術をしないと難しいことも事実です。
猫は生後半年〜7ヶ月ほどすると発情期に入ります。
発情期に入った猫は、以下の行動をするようになります。
- 大声で鳴き続ける
- マーキング(スプレー)行為をする
- 攻撃的になる
また、避妊・去勢手術をすることで予防できる病気があります。
猫は発情すると、ホルモン分泌により乳腺が刺激され、乳腺腫瘍になる可能性が。
最初の発情前に手術を行うことで、高確率でこの病気を予防できるといったデータがあります。
それに交尾ができないのに発情だけを繰り返すのは、猫にとってもストレスに。
猫の健康上を考えても、去勢手術はメリットが大きいです。
家にいるときはたくさん遊んであげよう

昼間、飼い主がいないと、子猫は一人きりで遊ぶことになってしまいます。
子猫のときは1日20時間寝るといわれますが、それでも退屈は子猫にとってストレスに。
昼間お留守番をさせる代わりに、帰宅後はたくさん遊んであげましょう。
たくさん遊んであげれば、夜中に運動会を行わなくなったり、朝早くから起こされることも減りますよ。
子猫のうちは、飼い主の手足に噛みつく、などの行為があります。
本能によるハンティング行為ですが、好奇心旺盛なための行動ですので、そんなに叱らないであげてくださいね。
まとめ
生後3ヶ月以上経っている子猫であれば、一人暮らしのお家でも子猫を飼うことができます。
ただし留守の間に、愛猫に何か起こらないように、十分な準備と対策が必要です。
でも猫はマイペースな生き物なので、そんなに心配しなくても大丈夫。
愛情をもって育てれば、きっと一緒に生きる相棒になってくれるはずです。
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