
家庭内別居中の配偶者がどうやら浮気しているみたい。
まだ結婚しているのに不貞行為はアウトだよね。
不貞の証拠を集めなきゃ慰謝料請求できないのか知りたい。
✔本記事の内容
- 家庭内別居中の不貞行為で慰謝料請求するには証拠が必要?
- 不貞の証拠がなくても慰謝料請求できるケースとは
- 浮気を自白させる簡単な方法
「どうやら夫が浮気しているらしい。」
「妻がほかの男性と会っているかもしれない。」
家庭内別居中であっても、結婚しているあいだの不貞行為は慰謝料請求される可能性が高いです。
本記事では、家庭内別居中に配偶者が不貞行為におよんだとき、慰謝料請求するには証拠が必要かどうかについて深掘りします。
家庭内別居中の不貞行為で慰謝料請求するには証拠が必要?

以前、家庭内別居中でも婚姻関係の破綻がみとめられないかぎり、慰謝料請求はできるという記事を書きました。
関連記事>>家庭内別居中の浮気や不貞行為、慰謝料はとれる?
では配偶者が家庭内別居中に不貞行為におよんだ場合、慰謝料請求するにはどうすればいいのかな?と思いますよね。
不貞行為の証拠がないと慰謝料請求はむずかしい
家庭内別居している・していないに関わらず、不貞行為にたいする慰謝料を請求するには浮気の証拠が必要になります。
不貞行為の証拠がなくても慰謝料請求できるケースについては下記で書きますが、基本的には「不貞行為におよんだことが客観的に証明できる」ことが重要です。
配偶者が「浮気なんてしていない」とみとめない場合、裁判で慰謝料請求することになりますので相手がいい逃れできない不貞の証拠が必要です。
裁判でみとめられる浮気の証拠とは
配偶者が不貞行為におよんだ証拠を集めて、それを証明しなければ慰謝料は請求できないため「浮気の証拠集め」が必要になります。
裁判で争う場合、客観的にあきらかに不貞行為していると分かる決定的な証拠が必要です。
以下は裁判で認められる不貞行為の証拠として有効なものです。
浮気の証拠集めのポイントとしては、配偶者が不倫相手と「肉体関係があったこと」が客観的に確実にわかるような証拠が必要です。
イチャイチャした会話程度のメールでは証拠として弱い場合があります。
ただ証拠は集めれば集めるほど説得力が増すので、ひとつが証拠として弱くても合わさって認められる場合がありますので、できるだけ多く集めるのがおすすめです。
家庭内別居中なら証拠が集めやすいメリットが
家庭内別居中で夫婦仲がよくなくても、おなじ家のなかで生活することで相手の行動や持ち物をみることが出来ますよね。
これは証拠を集めるうえで手段が増えてメリットになります。
しかし配偶者といえど、勝手に携帯電話を盗み見たりするのは違法になるのでは?個人のプライバシーを侵害しているのでは?と思う方もいるのではないでしょうか。
家庭内別居中に不貞の証拠を集めるときの注意点
たしかに配偶者であっても許可なく携帯電話をのぞいてメールやLINEの内容を盗んだり、あとをつけてラブホテルに入るところを写真に撮ったりするのは、プライバシーの侵害にあたることがあります。
しかし浮気している配偶者も、浮気がバレないようにと不貞の証拠をかくすため、通常では浮気の証拠を集めるのはとてもむずかしくなります。
そのため多少違法な集め方であっても、著しく常識を逸脱したような方法や反社会的な方法で集めた証拠でない場合は、裁判で証拠としてみとめられるケースが多いです。
家庭内別居中に配偶者が不貞行為している場合、おなじ家に住んでいることで証拠を集めやすいことにくわえて、配偶者が油断してあまり浮気を隠さないというメリットもあります。
「家庭内別居中だからもう自分に興味もないだろう」「家庭内別居中だし浮気くらい仕方ない」などと勝手に思いこんでガードがゆるんでいることもあります。
そのため配偶者のちょっとした変化に気がつきやすく、証拠も集めやすくなります。
慰謝料請求の時効に注意
不貞行為の慰謝料請求には時効があることを知っていますか?
詳しくは下記記事で書いていますので合わせてご覧ください。
関連記事>>家庭内別居中の浮気や不貞行為、慰謝料はとれる?
不貞の証拠がなくても慰謝料請求できるケースとは

裁判で争う場合、不貞行為におよんだことが客観的にわかる証拠が必要とわかりました。
では「不貞行為の証拠がなければ配偶者や不倫相手に慰謝料請求が出来ないのか」といえばそんなことはありません。
不貞の証拠がなくても慰謝料請求できる場合
不貞の証拠がなくても慰謝料請求できるケース、それは「交渉」によって慰謝料を払ってもらうことです。
交渉の方法は2つあります。
浮気の証拠がなくても、配偶者や不倫相手に自白させて浮気したことをみとめさせれば慰謝料請求が出来ます。
「浮気したなんてみずから認めるわけない」と思う方もいるでしょうが、結構問いつめると気迫に負けてみとめることってありますよ。
また弁護士に依頼して交渉してもらうのも有効です。
法律に詳しい弁護士に交渉に入ってもらうことで、法律にそって責任を追及し手続きをすすめるというとビビッてしまい、みずから浮気を認めて自白することもあります。
また裁判では弱いような浮気の証拠でも、弁護士が淡々と伝えることで浮気を認めて慰謝料請求に応じることもあります。
浮気の証拠はないけど慰謝料請求したい、と考えている方はいちど弁護士に相談してみましょう。
以下記事で無料で専門の弁護士を探せるサイトを載せていますので参考にしてください。
関連記事>>失敗しない離婚に強い弁護士を選ぶ方法【日本法規情報の評判と口コミ】
浮気を自白させる簡単な方法

配偶者が浮気がバレないように気を配っていて、どれだけ探しても浮気の証拠がみつからない場合は浮気を自白させるしかありません。
浮気を自白させるのに有効な手段としては、以下のようなものがあります。
浮気の証拠がない以上、配偶者の心にゆさぶりをかけて「浮気が知られているのでは?」「浮気の証拠が握られているのでは?」と思わせるのがポイントです。
ひとは勝手に頭のなかで最悪の結果をシミュレーションして不安になる生き物です。
その習性を利用して「もし浮気がバレたらどうしよう…」と思わせることで、気が弱いひとなら耐えられなくなってみずから浮気していることを自白してきます。
浮気を自白させるときのポイント
浮気を自白させた場合、会話を録音したり書面で残しておきましょう。
慰謝料請求などお金がからんだ場合、一転して「浮気していない」と開き直ることもあります。
以下のポイントは必ず残しておきましょう。
浮気を自白させるデメリット
家庭内別居中の配偶者でも、離婚するつもりがない場合は浮気しているか問い詰めて自白させるのはデメリットもあります。
もし浮気していなかった場合「証拠もないのに疑われた」など不信感をもたれたり、配偶者との関係が悪化することも。
また浮気していた場合も、より慎重に浮気をするようになったり、浮気の証拠を破棄されたりすることもありますので、自白させる場合は慎重に行うことをおすすめします。
浮気の証拠を手に入れたいなら探偵に相談する
もし浮気の証拠を手に入れて確実に慰謝料請求したい場合は、探偵に相談してみましょう。
探偵事務所の浮気調査報告書は裁判にだす際の「不貞の証拠」としても有効ですし、慰謝料請求だけでなく自分に有利に離婚したい場合もおすすめです。
探偵事務所によっては「夫婦カウンセラー」や「離婚カウンセラー」などの資格をもったカウンセラーがいる事務所もありますので、夫婦のこれからを相談したい場合や離婚についての相談などにのってくれます。
まとめ
配偶者の不貞行為で慰謝料請求したいと考えたときには、浮気を自白させたり弁護士に依頼する方法もあります。
確実な方法は不貞行為の証拠をおさえることですが、相手によってはあなたの身に危険がふりかかることもあります。
自分で証拠集めがむずかしい場合は探偵事務所に相談しましょう。
第三者と話すことで理論的に進められるメリットや、精神的な支えになることもあります。
多くの探偵事務所は見積もり無料だったりするので、複数で見積もりをもらって信頼できる事務所を選びましょう。
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