
モラハラ夫・モラハラ彼氏がいつも私のことを見下してきて辛い…
モラハラする男性は「男尊女卑」の考えが多いって聞くけど本当?
どうしたら男尊女卑の男性を見分けることができるのかな?
✔本記事の内容
- モラハラと男尊女卑の関係性
- モラハラ男がターゲットにする女性像
- 男尊女卑思考をもった男を見抜く方法
モラハラをしてくる男性の特徴のひとつに、「男尊女卑」の考え方をしていることがあります。
あなたが「女性だから」というあやふやで理由がないことで見下してくる男性と付き合ったり結婚すると、人生詰みます。
私の元夫はモラハラ夫で、女性である私に意見されたり上に立たれることをとても嫌がりました。
本記事では、モラハラと男尊女卑の深いつながりや、男尊女卑の考えをもった男性を見分ける方法などを紹介します。
モラハラと男尊女卑の関係性

男尊女卑とは
男尊女卑とは、「男性が女性より尊重され、優位な立場にあること。女性は男性に従うべき存在であるという考え方、風習、態度」のことです。
女性差別のひとつで、日本は男尊女卑の考え方がとくに根強くある国です。
先進国として恥ずかしい結果ですが、男性はもちろん、当の女性ですら男尊女卑の風潮をあたりまえのものとして受け入れてしまっている人も少なくありません。
男尊女卑の特徴【チェックリスト】
男尊女卑の考え方をもった男性には、以下のような特徴があります。
基本的に「自分が上、女性は下」という姿勢で女性に接するのが特徴です。
亭主関白な家庭で育ってきた環境の人も多く、「女は男の面倒をみてあたりまえ」「育児や家事は女の仕事」という刷り込みがあります。

会社では上司が女性だという理由で敵視したり、弁護士や医者など社会的立場が上の女性や、自分よりも給料が高い女性には近づきたがりません。
女性の能力を軽くみているため、外見を褒めることはしても、女性の仕事ぶりや才能を褒めることは決してありません。それどころかいくら努力しても「女は仕事ができない」と一辺倒な考え方をしています。
「男」は「男」の話しか聞かない
男尊女卑の考え方がある男性は、同性である男性の話しか聞きません。
なぜなら女性を自分より下の存在だと思っているため説明されても受け入れなかったり、説明されている事実ですら腹立たしく思っているからです。

職場で女性がクレーム対応をすると「男の責任者を出せ」と要求してくるのも、「女性では話にならない」という男尊女卑思考からきています。
彼らにとって女性が対等に話すことは「生意気」「女のくせに男である俺に意見してくるなんて」という感覚です。
恋愛では女性からリードされると途端に冷める
男性は「女性の方から告白されるとそれまで好きでも冷める」という人が少なくありませんよね。
これは男尊女卑の考え方が強いと「相手の女性を支配したい」という欲望があり、女性側からアピールされると「自分のテリトリーを荒らされた」という感情になるから。

女性はいつでも「受け入れる側」「待っているもの」という認識・・・

女性が告白することは「女性なのに出しゃばりすぎる」ととらえるためです。
男尊女卑の男は年下女性が好き
日本の男性は若い女性が好きですが、とくに年下女性としか関わらない男性は男尊女卑の傾向があります。
自分と同等の女性や、自分より広い知識をもっている、経験がある女性は苦手で、物事を知らない年下女性を好みます。

気が強そうで自分をもっている女性には近づかず、弱くてまだ未熟な女性を選び、自分の思い通りに動かしたいと思っています。
なぜモラハラ男は男尊女卑の考え方なのか?
モラハラ男には「男尊女卑の考え方が強い」という特徴があります。
モラハラ男は自分は他人とは違う優れた存在だと思っているため、自分を「特別な存在」としてあつかってくれる女性を選びます。
自分が優位に立つために相手を下におく必要があり、「女は弱いから男のいうことを聞いていればいい」という典型的な男尊女卑であることが多く、女性を支配することがモラハラにつながっていきます。
男尊女卑がモラハラを育てる
「女は男の俺より下で当然」という根拠のない男尊女卑の考え方が相手を軽んじ、モラハラをうみ出す要因になります。
男性だから上、女性だから下、という理由がない思考でも、モラハラ男には「自分が優れている対象である」という優越感をあたえます。

日本では男尊女卑の歴史が長く、その考え方がまかりとおっていることも多いです。
女性であるだけで「女性のメイクはマナー」「女は料理くらいできてあたりまえ」など、女としての役割をおしつけられて育ってきたため、女性本人ですら「自分も男性と同じ権利がある」ことを分かっていなかったり、あきらめてしまっている人もいます。
しかし男尊女卑を許すということは、男性に自分の権利を渡してしまっているのと同じことです。
モラハラ男がターゲットにする女性像

モラハラ男は女性の善意を利用する
モラハラを受けやすい女性は、相手の気持ちに寄り添うことが得意だったり、相手に尽くすタイプが多く、モラハラ男はそういう善意の思いやりを利用してきます。
自己愛の塊のモラハラ男は、自分を犠牲にして尽くしてくれる女性をターゲットにして近づいていきます。
そういう女性は男尊女卑をされても我慢したり、「今日なにか嫌なことがあったのかも」といいように解釈してくれるので、モラハラ男にとっては都合がいいです。
モラハラ男は賢い女性はターゲットにしない
モラハラ男は、男尊女卑に反対してくるような賢い女性はターゲットから外します。
「気が強い女は嫌い」という男性にモラハラ男が多いのもこのためで、コントロール下におけそうにない女性はあらかじめ避けています。
「自分より良い大学を出ている女性とは付き合わない」など、自分が優位に立てない女性には近づきません。

モラハラ男でなくても、ほとんどの男性はたとえば東大出身の女性は避ける傾向にありますよね。

合コンなどでも女性が東大出身と言っただけで避けられる、というのはよく聞く話です。
これは「自分より頭の悪い女性を選んで自分が優位に立ち、自分が主導権をにぎって優越感を保ちながら付き合いたい」という心理の表れです。
モラハラ男が好む女性のタイプとは
美人で外見が美しい、いわゆる「高根の花タイプ」はモラハラ男が好む女性のタイプです。
美人の女性には「外見だけ」を褒められ続けてきた経験からか、意外と自己肯定感が低い女性が多く、相手に尽くすため、モラハラ男のターゲットになりやすいです。
「俺だけはあなたのいいところを分かっているよ」と近づいて、トロフィーワイフとして扱ってきます。
モラハラ男はマザコンであることも多く、母性の象徴である巨乳好きも多いです。
大和撫子=コントロールしやすい女
男尊女卑の考え方は、理由もなく女性が下の立場におかれます。
大和撫子がいまだに好まれるのもそのひとつで、「男に従順で扱いやすいような女性が良い女」というのは男尊女卑そのものですよね。

女性には男性と同じようにものを言う権利があり、男性が望むものをかなえてあげるために女性だけが負担を背負う義務もありません。
亭主関白や女性は家庭にいるべきなどの昔ながらの価値観は、女性の権利が軽んじられてきた時代だったから通用してきた古い考え方です。
モラハラという言葉が認識されるようになったのはごく最近の話。これまでもずっと男性からモラハラを受け続けてきた女性がやっと認識されてきただけです。
男尊女卑思考をもった男を見抜く方法

男尊女卑の考え方をもった男性は、女性に悪い意味で「女性らしさ」を求めてくるケースが多いです。
隠れ男尊女卑の考え方をもった男性を見分けるには
一見男女平等で女性に優しいタイプにみえる男性も、女性に刃向かわれたとたん男尊女卑の思考をあらわしてくることがあります。
男尊女卑の考え方をもった男性は自己主張ができる女性を嫌うので、対等な立場で話してくる女性は避ける傾向にあります。

自分の意見に同調してくれない女性には彼らの方から去っていくので、「きちんと自分の意見をもつこと」が男尊女卑の男性をよせつけないポイント!
「女の子だから」という理由で優しくしてくる男性は「女は弱い」と決めつけているため、女性の強い面が見えるとおさえつけてきたりすることがあります。
自分より下だと思っている女性に刃向かわれると「男としてのプライド」が傷つくため、見分けるポイントになります。
私の元夫は私が口答えすると、長期間無視するなどのモラハラ行為をして対抗してきました。
卑屈でいやらしい反撃をしてくる男性は「女は下だから黙っていろ」と内心思っている証拠です。
モラハラ男は正体を隠して近づいてくる
現代では男尊女卑の思考をおおっぴらにしている男性は少なくなりました。
あからさまに「男の方が優れている」という態度は非難されるので、彼らもうまく隠しながら生きています。
そのぶん男尊女卑の考え方をもった男性を見つけにくくなっているデメリットがあります。
結婚後や出産後に、妻が逃げられない状況をつくってから正体をあらわすモラハラ男とおなじように、隠れ男尊女卑思考をもった男性にも気をつけましょう。
自己肯定感が低い女性はターゲットになりやすい
自己肯定感が低い女性は自分を正しく評価することができないため、男尊女卑の思考をもった男性にうまく利用されやすく、ターゲットに選ばれやすいです。
モラハラ男や男尊女卑の男性は、「女は男が支配できる所有物」「女は男を奉仕するべき存在」と思っているため、自分の思い通りになりやすい自己肯定感が低い女性は格好のターゲットです。

自己肯定感が低いと自分を大切にする感情が欠けているため、自分より相手を重視しすぎてしまいます。
自己肯定感は何歳からでも高めることができます。
自己肯定感が高く自分を大切にしている女性には、モラハラ男は寄ってきません。
男尊女卑の男性に引っかかって人生を台なしにされないためにも、自分を大切にそのままで認められるようになることも必要です。