
子なしで離婚した。
離婚したことは正解だったと思うけど、それでも離婚して後悔していることがあるのが本音。
✔本記事の内容
- 子なし離婚して後悔したこと6個
- 離婚後に後悔しないための対処法
- 子なし離婚のメリット
離婚することは人生の中で最も大きい決断のひとつだと思います。
私は離婚して幸せになった人間のひとりです。離婚して自分の幸せを取り戻せたし、いまはとても心穏やかに暮らせています。
でもそれでも離婚して後悔していることは、少なからずやっぱりあります。
その上位にくるのが「子どもを産まなかったこと」です。
本記事では、子なし離婚して後悔したことや、離婚を後悔しないために必要なことを紹介しています。
のちのち「やっぱり離婚しなければよかった」と後悔しないためにも、何が後悔のたねになるのか確認しておきましょう。
子なし離婚して後悔したこと6個

夫婦が離婚にいたるまでには、他人にはわからないふたりの間のいろいろな積み重ねがあると思います。
夫婦に子供がいなければおたがい独身に戻って再出発もしやすいし、「離婚」という選択肢をとりやすいことも。
私個人としては「間違った人と結婚してしまった」と気づいたら、やりなおすのは賢い選択だと思います。人生1回だけなので。
しかし子なし離婚して後悔したこともあります。
子供をもつ機会を失った
子なしで離婚する年齢によっては、自分の人生で子供をつくる機会を失う場合があります。
とくに女性は35歳を過ぎると高齢出産となり、自然妊娠しづらくなったり、流産の危険性が増すといわれています。
しかし子供ができにくくなる年齢にさしかかっていると言われても、離婚してすぐ再婚!婚活!と気持ちが振り切れるわけもありませんよね。
私が子なしで離婚したのが34歳の時、35歳目前でした。夫との幸せな結婚、幸せな夫婦生活には諦めがつきましたが、子供については離婚するときも答えが出ませんでした。
もともと結婚している間も、子供はできたらでいいし、絶対に産みたい!と思うことはありませんでした。
しかし離婚して独身となったいま、「もう私の人生で自分の子供を持つ機会はほぼないんだな」と思うと、本当にそれでいいのだろうか?と1日に1回は考えます。

周りの友人は子供を産み、幸せそうにしている・・・
夫の悪口は聞いても、子供は「産んでよかった」としか言わないですしね。
離婚して子供を持つ機会を失ったことは、後悔していないとは言えません。
しかし、その代わりに得ているものもあります。
子供を持てばきっと死ぬまで子供を心配し続けるだろうし、子供を持たなければさみしいかも、と生むにしろ生まないにしろ両者それぞれメリットデメリットがあります。
関連記事>>子どものいない人生で本当に後悔しないかと毎日考える。バツイチ30代アラフォー独女の歩き方
大切な人を悲しませた
離婚してつらかったのは、家族や友人が心配してくれることでした。
つらい結婚生活を経て離婚した方は、「結婚が幸せのすべてではない」ことを知っていると思いますが、離婚して独り身でいることを自分の大切な人たちが心配そうにしているのをみると、なんだか申し訳なく思ってしまうこともありますよね。

家族や友人に心配されると、「これ以上心配させたくない」と強がってしまう人も多いのでは?
なかなか人前で泣いたり出来ない人は、自分の感情のはけ口を作っておきましょう。
離婚した罪悪感から、うつ病になってしまうパターンもあります。幸せになるために踏み出したのに、心を病んでしまっては逆効果ですよね。
私の親は夫婦のことについて一切口を出さない人でしたが、離婚報告をした時の悲しげな笑顔、なんともいえない表情は忘れられません。「孫の顔を見るの楽しみにしていたのかもなぁ・・・」と思うと、胸が締め付けられる思いでした。
私は現在一人暮らしをして楽しく暮らしていますが、彼氏をつくる様子もない私を見て、家族や友人たちは心配そうにしています・・・。

離婚後あなたが自分らしく幸せに暮らしていれば、周囲の心配も取り越し苦労だったね、と安心してくれる日がやってきます。
仕事を辞めなければよかった
子なしで離婚すると、まるで結婚前の独身時代がかえってきたように感じます。また友達と夜中まで飲み歩けるし、仕事もバリバリできるようになります。
しかし仕事のブランクがある場合など、結婚前のように好きな仕事に就きづらかったり、給料面でも劣ることがあります。
結婚をきっかけに仕事を辞めたりセーブした方は、離婚した時に「あの時仕事をやめなければ、今より給料の高い会社で働いていたのに」「やりたいことをあきらめなければよかった」と後悔することがあります。
最近は産休、育休休暇をちゃんと取得できる会社もありますが、勤め先が大手でない場合、暗黙の了解で退社に追い込まれる場合も・・・。
結婚していたとき夫の収入に頼って生活していた場合は、離婚後、収入が減って生活水準が下がったりなど経済的に苦しくなる方が多いようです。

私は結婚と同時に元夫が転勤になったため、転勤先について行くために、正社員の仕事を退職して専業主婦になりました。
その後パートで働いていましたが、夫の扶養内だったため思うように稼げない毎日。貯金できる金額もその分少なくなりますよね。
離婚後は引っ越し、就職などで50万円くらいかかりました。
関連記事>>離婚・別居後の一人暮らし、初期費用これだけかかる【実体験から教えます】
私も最初はお金がなくて困ったこともありましたが、元夫からもらった慰謝料を使い、ちゃんと毎日働いていればそのうち貯金も出来るようになりました。
これから一生でもしばらくでも「ひとりで生きていくんだ!」と覚悟するなら、離婚する前に人生を通しての経済的な見通しをつけておく方がいいと思います。
DVやモラハラをうけているなど夫婦生活に命の危険がない場合は、ある程度暮らせるように貯金などしてから離婚を考えましょう。
✔仕事はあなたの命綱
離婚後、また仕事をしだして感じたのは「仕事は、私が自分の人生を好きなように選ぶための命綱だったんだな」ということです。
毎日働くのはつらいこともありますが、自分の力でお金を稼げることっていざというときに、あなたの手助けを必ずしてくれます。

お金さえ稼げたら自分の好きな道を選ぶ自由がもてる、これって真実ですよね。
仕事を辞めてしまった過去は変えられませんが、また自分で働いたお給料で生きていけることがとても幸せです。
もし結婚して仕事を辞めてしまった方は、もういちど働いてみましょう。
今は在宅ワークや副業でも稼げる時代。月5万円なら土日や空いた時間で稼げるので、まずはそこから始めてみませんか?「働くって幸せ」って思えますよ。
関連記事>>離婚後の仕事探し【ママや主婦におすすめの求人サイト12選+職業別】
自信をなくした
元パートナーとの関係を清算して、さっぱりした!というバツイチの方も、なんだか心にぽっかりと穴が空いたような感情に襲われるときはありませんか?
離婚したくてした私も、「夫にも愛されなかった私の価値ってなんだろう?」などと考えて、自分に自信がもてなくなったことがありました。
「結婚して子供も産まず、またひとりになって、あの結婚はなんだったんだろう?」とか思うこともあるし、自信がなく不安定になるときは自己肯定感が低く、離婚が自分の心に暗い影をおとしているなぁと思うことがあります。
自己肯定感は、自分をそのまま受け入れることができる状態のことです。人生の質を左右する重要な感情なので、自信がないなと思う方は自己肯定感を高めておきましょう。
関連記事>>自己肯定感を高めるたった1つの習慣【自信ゼロでも大丈夫】
本音を話せなかった
意外と多いのが「自分の気持ちを相手に正直に伝えられなかった」と後悔するケースです。
夫婦関係が悪くなると、相手への怒りや、パートナーに受け入れられない寂しい気持ちから心を閉ざしてしまって、会話のコミュニケーションが減ることがあります。
そのままうまく夫婦で話し合いがもてずに離婚してしまってから、「もっと本音でぶつかればよかった」と後悔する人もいます。
レスを解消できなかった
子なしで離婚した夫婦は、結婚期間中レスにおちいっていた場合も多いです。
関連記事>>30代子なしでレス→離婚へ。原因や解消法は?【結婚中ずっとレスだった私たち】
夫婦間でレス問題を解決できなくて子供がもてず、どちらかが子供が欲しい場合、離婚につながることがあります。
子供をつくる前段階でつまずいてしまうと「子供をつくること」に焦点がいきがちですが、そもそも愛する人だからこそレスを解消したいはず。
その気持ちを果たせなかった場合、後悔につながってしまいます。
離婚後に後悔しないための対処法

「やっぱり離婚しなければよかった」と離婚後に思うのは避けたいですよね。
感情にまかせて勢いで離婚するのではなく、プランを練ってから離婚するようにすれば、後悔する場面もぐっと減るはず。
ここからは離婚後に後悔しないための対処法を紹介します。
離婚前に別居する
「もうこの人とはダメだ!離婚したい!」と思った時、離婚届に判を押すまえになぜ離婚したいのか?を冷静に考える時間をつくりましょう。
もし「自分にも足りないところがあるけれど、でもいまは許せない」など、パートナーに譲歩できる面が少しでもあるなら、おたがいに一歩引いて関係を見つめ直すため、極論を出す前に別居してみてはいかがでしょうか?
✔別居する際のポイント
- 「半年だけ」など事前に期間を決める
ダラダラと別居するより、長すぎない半年など期間を決めて別居する方が、「半年の間に答えを出そう」と、きちんとこれまでの夫婦関係に向き合うようになります。
- 自宅から通いやすい近いところにする
別居すると、物理的に夫と顔を合わせる機会が減ります。それにより気持ちは冷静になれますが、逆に言えばおたがいの存在をそのままフェードアウト出来てしまうということ。
物理的な距離は、心理的な距離に比例してしまうもの。
もし離婚するのをためらう気持ちがあるなら、自宅から近いところで別居して、たまに夫と話し合う機会をもうける方がいいと思います。
- 別居中は連絡を取るようにする
上記と同じく、出来るだけ夫と連絡を取るようにしましょう。
別居はお互いの存在価値を確認するためのもの。
今は考える時間が欲しい、などでもかまわないので、今後のことも考えて別居中のフォローをしておくようにしましょう。
弁護士に相談する
離婚を決めても、今後どうやって生活していくか、夫婦共有財産をどうやって分けるか?などさまざまな問題が出てきます。
子供がいる家庭では養育費の請求など、長期間にわたって交渉が必要になる場面も。
「弁護士会照会制度」を利用することによって相手の持っている財産を調査することができる可能性があります。
✔無料で弁護士に相談する
は、離婚に関わらずいろんな悩みを持つ方に、相談する場所を案内してくれる相談窓口案内サービスです。
無料で離婚に強い弁護士事務所を探してくれます。
弁護士ってどう探していいのか分からないですよね。そういうときににWEBフォームや電話で問い合わせすると、離婚の悩みにあった弁護士事務所を教えてくれたり、離婚に強い弁護士さんから連絡がもらえます。
悩んでいて、自分ひとりで離婚するのは難しい方などは、弁護士を探す際に相談してみると自分の希望にあった法律事務所を見つけられて便利です。
無料なので相談だけでも聞いてもらうのもいいかもしれません。
子なし離婚のメリット

子なし離婚で後悔することもありますが、離婚時に子供がいないことがメリットになることもあります。
離婚のときに決めることが少ない
子持ちで離婚すると、子供の親権や養育費、引っ越し後の転校先など決めることがたくさんあります。
子なしだと自分の身ひとつ、自分がどうしたいかを決めればいいので決めごとが少なくてすみます。
自分の子といえど他人の人生を巻き込まないので、離婚手続きがスムーズにいくことが多いです。
再婚しやすい
子供がいる場合、離婚後に恋愛したり再婚したりするときに相手が「子供も含めて幸せにできるだろうか?」と思ってしまったりなど、再婚へのハードルが高くなります。
子なしならバツイチになっても独身に戻る感覚に近いので、再婚しやすいでしょう。
再婚するとなると、子供と再婚相手の相性も重要になってきます。
自分だけのフィーリングを気にすればいい、子なしさんはメリットといえます。
元配偶者と連絡を取らなくてもいい
子供がいる場合、離婚しても子供の親なので、縁を切りたいと思っても子供のためにそうできないこともあります。
子なしなら、離婚した後は元配偶者と連絡を取らなくてもOKです。

私も離婚後は連絡先を消し、一切連絡を取っていませんがまったく困ることはありません。
離婚後も連絡を取りつづけなければいけない場合、精神的に元パートナーと完全に離れることが難しい方もいますよね。
そのぶんすっぱりと縁を切れる子なしさんは、ケリをつけて再出発しやすいです。
まとめ

結婚は大人になった当人同士の問題だとしても、多少は周りを巻き込んだりするものです。
まったく後悔することがない離婚はめずらしいかもしれませんが、新しい人生を始めるのに後悔は少ない方がいいですよね。
あらかじめここが後悔しそうだな、というところを見つけておき、対処できる場合はしておいた方が、離婚後の人生が少しだけ楽になります。
もし離婚するのに夫と揉めてしまいそう・・・という場合は、弁護士に相談するなど、人に頼ることも考えてもいいかもしれません。
子なしは、フットワークが軽いのが最大のメリット。
独身で自立して生きるには、自分で生活費を稼がないといけないのが現実です。
もしも今専業主婦やパートなど、「自分ひとりで生きられるか不安」という方は、副業や在宅ワークをしておくのがおすすめです。
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